改善案を有効に引き出す第3の眼とは?

  • 困っている事実を具体的に書き出します
  • あるべき姿という理想の眼で具体的に書(描)いてみます
  • 相手の目線という第3の眼でギブ&テイクの改善案を

   キーワード:第3の眼

 

 ある程度困っている事実が出てきたら、その作業や工程の目的は何か?と考えてみます。安全性が向上する、作業姿勢が楽になり疲れを防止できる、品質不良や手直しが少なくなる、作業環境が良くなる、ムダが少なくなる、リードタイムが短縮できるなどです。これらが解決するとその先には、原価低減や価値向上があります。

 

 

 あるべき姿という理想の眼で、何がしたいのかを具体的に書いてみます。どうすれば困っていた事実が、良くなるかをイメージしていきます。簡単な方法は、良い事例を写真などで探すことです。自社においても全行程の探検ツアーをしてみるのも良いですし、工場の周囲の異業種交流も良いでしょう。視点を変えることです。

 

 

事実を確認し、改善案を絵やイラストで紹介しながら説明していくと、相手もさらに良い気づきを提供してきます。改善が受け入れやすくなるのは、相手の身になって考え改善は受け入れやすいものです。テイク&ギブではなく、ギブ&ギブ&ギブの気持ちでちょうど良いかと思います。