草食動物と肉食動物の眼の位置には意味があります

  • 草食動物の眼が敵を発見するために頭部の横にあります
  • 肉食動物の眼は獲物を探すために顔の正面にあります
  • 疲れない作業は眼球の動きを少なくすることです

   キーワード:動物の眼

 

 草食動物の眼の位置を見てみると、ウシやウマ、ヒツジなどは地面近くの草を主食として食べていますので、前を見るには舌や口の伸びる範囲で十分なので正面になくても良いと思われます。しかもニオイでもわかります。しかし食べることに夢中になっていると、肉食動物から狙われてしまいます。

 

肉食動物のライオン、トラ、ヒョウ、イヌなどは、顔の正面に両眼があります。獲物を探すために、どのくらい離れているか遠近感を感知するために眼がくっつく位置になっています。これは三角測量と同じ原理で、2点から1点に焦点を合わせることで、正確な距離を掴むものです。

 

現場観察をして、特に疲れが発生するのは振り向き作業を考えます。頭部の中で眼球が宙に浮いた状態なので、焦点を合わせる時に眼球を正しい位置に保つ筋肉を非常に使います。何度も繰り返すことで、目が疲れミスを連発するようになるのです。部品の供給位置を180度の振り向き位置から、横に置き換えることで眼球の動きは少なくなり作業は楽になります。