新・虫の眼 2018年11月号のキーワードです。

第11回 ヨーロッパの通貨をめぐる問題は、日本在住でも身近な関心事です

  • ヨーロッパでは通貨がユーロに統一されつつあります
  • 通貨の統一は便利かこともありますが、不便なこともあります
  • 政治経済が安定することが通貨の安定のために大切です 

 

 

 スイスやハンガリー、クロアチアなど一部の国ではまだ以前の通貨です。しかしユーロによる支払もできるようになり、さらにほとんどがカードでの支払いもできるようになり便利になっています。便利になったのはこの数年で、街のいたるところに小型のATM機が設置されるようになったのです。

 

 ヨーロッパでは、1970年代からサマータイムが定着していますが、当初の目論見から大きく外れてきており、近年はどの国も廃止の方向に傾いています。このサマータイムは大反対です。急に3月と10月の最終日曜日の午前2時と3時に切り替わりますが、腕時計や目覚まし時計も手動で切り替えなければなりません。テレビも新聞も見ないので、忘れていたことも何度もあり大慌てをしました。

 

 最近は地球上の異常気象のように、英国、フランス、イタリアなどの首相がコロコロと変わっています。米国の大統領の暴言ともいえるちょっとした発言で世界中が混乱していますが、彼に効く特効薬がないものかと変な期待してしまうほどです。

  

 

図1. ユーロ正平は大きさがバラバラ、日本はタテが76mmに統一されている

図2. 政治経済が安定することが、通貨の安定のために大切です