新・虫の眼 2018年12月号のキーワードです。

第12回 ヨーロッパの人にできること、日本の人にできないこと

  • かつてはヘビースモーカーでしたが、あるきっかけでやめることができました
  • 分煙や公でのルール遵守、日本人が苦手としていることです
  • 多くの人たちが集まるからこそ、ルールが守られます

 

 

 コンサルタントになって1年目に、あるきっかけで止められることができました。それは乱杭歯なので歯ブラシが届かず、歯についたニコチンが取れないので、相手にお歯黒状態の歯を見せることはとんでもない恥だと思ったからです。自分の立場が変わり、お客様相手の商売になったことで止めることができました。

 

ヨーロッパでは、障がい者用の駐車場が整備され、さらには女性専用の駐車場も設置されています。これらの駐車場に健常者や男性が駐車をすると捕まって罰金を払う羽目になります。この約束事はヨーロッパでは守られていますが、日本ではどうでしょうか?スーパーやコンビニでも一番近いところに表示されていますが、お構いなしに元気な若者やオバちゃんが堂々と駐車します。

 

ヨーロッパの人たちは約5億人ですが、ロシアや中東などとも陸続きですから、10億ともいう人口や多くの民族も宗教も入り混じっている現実があります。そのために過去には権力争いや領土侵犯など戦争が頻繁に発生していました。ブレーキをかけるために決め事を守らないことには、また争いが勃発してしまいます。その自制心が心の底にあるかもしれません。

  

 

図1. 南ドイツで駐車場に車と同じ番号をつけた目で見る管理です

図2. いい天気のときは、外でビールとタバコでコミュニケーションを図ります