企業家精神6月号

企業家精神                                                          2020年6月1日

 

音読してみませんか?項目ごとに、◎、○、△、×と評価してみませんか?氣づきが生まれます

コロナの影響で外出がままになりませんが、思考はどこでもできます。考えるから考え抜くをしてみましょう

 

 ■修行■ ≪人生で起こることはすべてが修行だと思えば、人を磨くための勉強になります。伸びる人とそうでない人の違いは、修行だと思いそのことに感謝ができたり、恩の氣もちになれたりするかです

人は一人では生きていけないし、成長もできません。思いもよらないこともたくさんありますが、どう受け取るかで違ってくると思います。幕末の名君、松平春嶽(しゅんがく)の言葉に、「才知にとんだはかりごとも奇抜な考えもない、常に周りの意見をよく聴いて良い方向を見出す」は迷った時の名言です

・素直になることで、周りの人のことを良く聴くことで、色々と良い方向が見えてくるのでしょう

 

■これからの3K ≪きつい、きたない、危険の昔のマイナスの3Kでした。これからの3Kは、プラス思考の3Kの体、金、心です。つまり3Kの健康と経済と精神で、人生の苦しみの大半を克服しましょう

同じ標語でも、ちょっと考えてみるとプラスの言葉にもできます。このコロナ感染の影響は、3ヶ月間で世界中が激変しました。誰も想像していなかったことが発生しました。これからは、ますます健康の価値が上がっていきます。まずは、見えない敵にも負けない抗体力をもった体力維持に励みたいものです

・コロナは人を選びません。思わぬ方が犠牲になっています。気を抜かないようにしましょう

 

■生きる道■ ≪「騙さずに誠実に、恐れずに思い切って、遅れずに今すぐに、焦らずに根氣よく」というのは、人の生きる道も企業の生きる道も同じです

武田信玄の有名な歌である「人は城、人は石垣、人は掘、情けは味方、あだは敵なり」がありますが、城や石垣、堀がいくら頑丈でも、それらを守り抜くのは人が大切だと言っています。企業は人づくりとも言われますが、一人ひとりを育成していくことが、その人もその企業も自己実現していくと考えます

・当たり前のことですが、当たり前のことがなかなかできません。いつも見て振り返りましょう

 

■習慣■ ≪良い習慣は才能をこえるものがあります。良い習慣は継続することが大切です。少々能力がなくてもやがては確実に成長して、才能のある人を追い抜いてしまいます

良い習慣はなかなか身につきませんが、悪い習慣はズルズルとすぐに流されてしてしまいがちになります。愚直にコツコツというのが、それを踏みとどめるクサビになります。3日、3週間、3ヶ月で習慣化すると言われます。まず3日坊主にならないように、紙に書く、口で唱える、人に言うなどの手段を取りましょう

・ノートに取る、手帳と見比べる、計画する、実行する、確認する、改善する、を繰り返しましょう

 

■整頓■ ≪整頓とは、取り出しやすく仕舞いやすくすることです。整理は時々、また清掃も1日に1回程度行いますが、整頓はモノを取出した都度行います。頻度が多くあり、工夫のやり甲斐があります

5Sという言葉があり、整理・整頓・清掃・清潔・躾のことを言います。整頓の「頓(トン)」の訓読みは、ぬかずくと言い、額が地につくほどとても丁寧に挨拶をする意味があります。整頓は、発生回数が多いので、少しでも改善し工夫すれば、作業も楽に間違いも少なくすることができます

・整頓でとても大切なのが、表示標識です。誰が使ってもわかりやすいものに変えていきましょう

 

■捨てる勇氣■ ≪人は生まれた時には何も持っていませんが、死ぬ時にはあの世に行き生きていた時に、世間からお借りしたものまでもっていこうとする人がいます。持たない幸せを考えましょう

戦後に高度成長期から物質欲が強まり、持つことが幸せと感じる世代です。棺桶には、花くらいしか入りません。思い出だけで十分だと思います。断捨離という言葉も出てくるようになりましたが、身の丈に合うものを上手く活用することも考えて、いつでも捨てる勇氣が出せるようにすると心が身軽になれます

・物に執着しがちですが、執着することで逆に見えなくなるものが多く出てくるものです

 

■社風■ ≪社内で吹いている風は見えませんが、トップが率先して行動を起こすと、次第に大きな風となって社風となります。風が吹くから、倒れないように見えない根っこをしっかり張るようになります

植物も人も組織も同じように、根っこがしっかりしないことには大きく育つことができません。そのきっかけになるのが風雨です。波風が立たないと緊張感も生まれません。意識的に波風を起こすのが、トップの役目であり大きな仕事になります。成長するための変化させる社風を巻き起こしましょう

・風を吹かせるエネルギーが必要です。鳥の眼をもち常に学習しどんな風が必要か試してみましょう