企業家精神 2021年8月1日
音読してみませんか?項目ごとに、◎、○、△、×と評価してみませんか?氣づきが生まれます。
八月の異称は、葉月(はづきではなく、はつき)です。これも諸説あるそうで、新暦の9月8日頃から10月7日頃です。「葉が落ちる月」→葉落ち月→葉月。稲の穂が張り出す月→穂張り月(ほはりづき)。台風が来る月→南風月(はえづき)などがありますが、季節感がこれだけでもわかります。
今月は、アイデアに困った時のお助けマンとして絵ときのヒント30集を紹介します。一人で考えるよりも職場の皆さんで一緒に考えた方が色々なアイデアが出やすく、合意も取りやすくなります。これも30の中から自由に組み合わせて、段ボールなどでカタチをつくりながら変えていきましょう
■分ける■ ≪たくさんあると識別や区分ができなくなり、混乱してしまいます。整理整頓が大切です≫
今いる、すぐいる、毎回いる、毎日いるなど常時使うモノと、時々、滅多に、またに、使わない、覚えていないなどを分けます。要るモノはさらに整列し、表示標識をして、取り出しやすく仕舞いやすくします
・これは生産現場だけでなく、私生活や家庭でも適用できます。探していては時間のロスです
■はなす■ ≪くっついているモノを逆に離してみると、価値も活用方法も違ったものが見えてきます≫
一体物と思っていたものを、たまには離して別々に使うこともやってみましょう。余りにも近くにあるとその存在がわからないこともあります。ペットボトルのキャップは、7ccの計量器として使えます
・離すことで、違うものとの組み合わせが簡単にできるようになるとアイデアも広がってきます
■他にも使ってみる■ ≪一つの使い方でなく、もっとたくさんの使い方がきっとあります≫
機能は一つでも、使い方はいくらでも横展開できます。思い込みや先入観をひとまず横に置いて、自由な発想をしてみましょう。水と油も乳化剤を加えると別物になり、ドレッシングにも変身できます
・ダメモトでまず他に置き換えると考えて、色々なものに使ってみましょう。意外な結果が出ます
■傾斜を利用■ ≪滑り台、コロコン、コンベア、シューターなど位置エネルギーを利用しましょう≫
転がす、滑らす、流す、移動させるなどですが、工場内の製品や部品の運搬にまつわる付加価値はゼロです。しかも素早く移動させなければ、競争力に負けてしまいます。人を介在しない工夫も考えましょう
・傾斜は位置エネルギーですが、動力を使ったり無人化を狙ったりすることでコスト削減になります
■水、蒸気、油圧を使う■ ≪人力では1馬力ですが、これらを使うと何倍の力が発揮できます≫
人だけでなく、水、蒸気、油圧、さらには空気圧、逆に真空もあります。また磁力、光、電氣もあります。人からもっと違う動力源を考えることで、アイデアも出てきます。これらを組合せてからくりも展開できます
・ペットボトルに水や油、砂なども入れると立派なオモリになります
■色や形状を変えてみる■ ≪人の認識力があるのが色で、次が形状で、数字、文字の順です≫
信号機の表示が数字や文字でなく、赤・黄・青と言う識別になっているように、人は色に敏感です。次に丸、三角、四角と言った形状です。しかし、5色以上になると逆に混乱してしまいます。シンプルがベスト
・今ある工場や職場の表示標識もこの点を考慮して、見直しを皆さんでやってみませんか?
■組み合わせを変えてみる■ ≪色々なアイデアを出す基本的な考えは、この組み合わせです≫
まったく新しいことを考えるのは、ノーベル賞クラスのことです。私たちは、今あるアイデアを色々と組み合わせてみることなのです。思わぬ組み合わせと言いながら現存するものを差し替えることなのです
・アイデアを出すことはとっても簡単で楽しいことなのです。自由奔放にワイガヤ方式にしましょう
■セットにする■ ≪いわゆる幕の内弁当方式のように1つのものにまとめてしまうことです≫
これをすることで、オペレータは組立加工に専念できます。さらに動作や探しのムダも最小限になります。迷いもなくなり、品質向上、生産性向上も同時に可能になります。まずは段ボールで試作してみましょう
・一枚の板、1台の台車にセットにすることで、色々なポカヨケも装備できて大幅な改善ができます
■見えるようにする■ ≪整理整頓と清掃をしっかりやって、目で見る管理の表示標識を組込みます≫
モノが少ないと迷いが少なくなります。製造現場の問題は、モノの置き方が6割もあると言われるほどです。逆にモノの置き方である定位置、定方向、定量化、さらには順番が見えるようにすることです
・お分かりのように費用や労力はほとんどかかりません。しかも効果はビックリするほどあります