企業家精神10月号

企業家精神                                                          2021年10月1日

 

音読してみませんか?項目ごとに、◎、○、△、×と評価してみませんか?氣づきが生まれます。

10月の異称はたくさんあります。出雲だけが神有月(かみありづき)、出雲以外は神様が不在なので神無月(かんなづき、かみなしづき)はご存じでしょう。新米で酒を醸すので、醸成月(かみなしづき)。雷が鳴らないので雷無月(これもかみなしづき)と言います。実りの秋にしたいものです

 

 

■他人の力■ ≪自分だけの力はたかが知れていますが、他人の力が加わると凄い力になります

他人は自分の持っていない未知の力や情報があり、その力が加わると大きな可能性が広がります。そのためにも、一人で何でもやると言うのではなく、一緒に助け合い、協力し合うと言うスタンスに立つと人も集まり始めます。考えていなかったような可能性が広がり、できなかったこともできるようになります

・自分だけのことではなく、世のため人のためと他の人と協力し合う高い志を持ちたいものです

 

■失敗■ ≪人ですから失敗をゼロにすることはムリですが、仲間と一緒に減らすことはできます

失敗するなと言われると逆の暗示がかかってしまい、失敗の発生が起こりやすくなるものです。人に失敗は付き物でだと最初から考えて、失敗しないように整理整頓や清掃をして環境を整備する、失敗しても責めない、失敗しても被害が最小になるにはどうしたらいいのかを、普段から考えておくことが大事です

・失敗してもまた挑戦できる環境を皆で取り組んでいきましょう。その環境整備が失敗を減らします

 

■責任■ ≪本当の責任とは、失敗から学びやり方を変え再発防止を行い、より良くしていくことです

謝罪することも大切ですが、往々にして言葉で濁すことが多く、実際には何もしないことが多いものです。結局何度も再発してしまう結果になります。責任とは、面倒ですが今までのやり方を根本的に見直して、原因から真因を調べてつぶし、再発防止策もやり上げて、より良くすることまでやり遂げることです

・責任をもつことは大変なことですが、できるだけ早い内に責任がもてる人物に成長したいものです

 

■考える力■ ≪自分で疑問を感じ、自ら調べ確かめるために、試行錯誤する実践力が大事です

何事にも行動を起こす前提として、知識が必要です。何もないと失敗の確率は高くなります。さらに良い結果を出すには、経験の数も効いてきます。そして、自分で考え自分で試すことで、見えなかったことがわかってきます。それが少しずつ自信になります。考える力は、試す時の原動力になると思います

・これらは足し算ではなく掛け算のように大きくなっていきます。知識×経験×考える力=無限大

 

■好奇心■ ≪他人から指示命令されると脳はブレーキがかかります。好奇心はアクセルになります

指示命令ややらされようとすると、脳はブレーキを掛け嫌な氣分にもなります。好奇心は、もっと知りたい、学びたい、やってみたいと言う前向きな意欲そのものです。そのためにも、多くのことに興味をもち、疑問をもち、好きになってみたり、自分で調べたりすることが楽しいように自分で軌道修正をしたいものです

・色々と興味をもち自ら手足を動かし脳を活性化するには、趣味や好きなことが不可欠です

 

■夢■ ≪今でも夢をもっていますか?これからでも作っていくことができます。生きる力になります

子どもの頃や社会人になった頃、家族が増えた頃など人生の節目には夢をいただくものです。でも年を取るごとに、その夢は梅干しのようにしぼんでしまうことが多いものです。夢を忘れた人は、生きているうちは、人の役に立つことを意識しながらできることから始めてみましょう。思い出して元氣が湧いてきます

・夢は決して若い人のものだけではありません。できることを再確認しながら夢を再構築しましょう

 

■比べない■ ≪他人と比べるから、優越感や劣等感と言った意味のないことに振り回されます

自分に自信をもたせるという教育ができなくなった戦後の教育指導のせいだと考えますが、日本人独特の島国文化でもあるかもしれません。これだけ世界が狭くなり、日本人だけでの生活ができなくなっています。国際化が進むので、他人と比べるのではなく、お互いの良い点を認め合う、尊敬し合う姿勢が大切です

・もっと自己主張や他人を認め協力できるように、少しでも人間力向上に取り組みたいものです

 

■お役立ち■ ≪人の役に立つためには、他人より優れていることではなく、思いやりと優しさです

世の中の困ったことや不便や不具合など「不」のつくことを見つけて解決していけば、人の役に立ちます。他人のせいにしたり、批判をすると結局問題解決はできません。できるための仮説を一つでなく、三つ以上考えてみることです。思考の過程で、思いやりと優しさに溢れるようになると、喜ばれるようになります

・想定は一案しか考えないことですが、仮説は複数のことを色々な視点で検討することだと考えます