企業家精神11月号

企業家精神                                                          2021年11月1日

 

音読してみませんか?項目ごとに、◎、○、△、×と評価してみませんか?氣づきが生まれます。

11月の異称は、「霜月(しもづき)」です。農作業を終え収穫の感謝を神々に捧げ、神楽を奉納することから、「神楽月」とも言われます。神宮では新嘗祭(にいなめさい)が行われ、子どもたちは成長を喜ぶ「七五三」の行事も行われます。収穫への感謝ができるように、日々のたゆまない努力が伴うと思います

 

 

■自粛規制■ ≪コロナ禍で何かと行動が制限されています。今こそ発想の転換が必要です

自粛規制ではなく、慈粛陽静も「じしゅくきせい」と読めます。自は慈悲の慈(じ)とし、弱い人のことを考えて行動することです。粛(しゅく)は、礼儀正しくすることです。陽(よう)は、「き」とも読みます。陽気になって笑います。静(せい)は、静かにすると見えなかったコトが見えるようになり自分を振り返ることです

・音読は同じ読みですが、漢字を少し変えることで全く違った意味にもなります。準備はどうしますか

 

■トレーニング■ ≪元々の意味は、機関車が客車を引っ張って導くことで、目的を達成することです

目的を達成に導く練習を、トレーニングと言うように使われています。トレーニングは、優勝するなどの目的があるように、列車のように目的地つまりゴールが決まっているものです。スポーツの練習や作業の習熟度を向上させることに使われますが、ビジネスの世界では、未来がわからないために使えません

・「Train」は客車を引っ張っていくことの意味です。客車ではなく前を行く機関車になりましょう

 

■ティーチング■ ≪元々の意味は、指し示すことで、先生が一度に多くの人に教えることができます

知識や経験の少ない人たちに、先生の知識や考えをアドバイスしていくことです。一度の多くの人に教えたり指導ができたりして一定の期間にレベルアップができます。しかし、コミュニケーションが一方的になりやすい欠点があります。受ける方は、指示待ちになりやすいので、積極的に取り組む必要があります

・そのためにも、部下に考えさせてチームとなって、目標やゴールを設定することが大切になります

 

■コーチング■ ≪元々の意味は、馬車です。目的地に馬車で、連れていくと言う意味があります

ティーチングは教える側が答えをもっていますが、コーチングは相手の受け手側が答えをもっている前提です。つまり、受け手の考える力や自発的な行動を促すことを、目的にしています。従って、コーチは答えを教えないで、部下が自ら考えることをするように、的確な質問、うなずき、そして相槌を出していきます

・馬車に同行しますので、話は双方向でやり取りをして氣づきを促しますが、双方の勉強になります

 

■時代の変化■ ≪現代の1日の情報量は、平安時代の一生分、江戸時代の1年分に相当します

時代の時の流れの変化量は、情報の量によって比較できますが、想像以上の現在社会の情報量の多さに驚きを隠せません。その情報の流れに押し流されないように、しっかりと舵を取り、しかもヨットのように風上に向かって突き進む必要があります。この企業家精神も舵取りの一助になれば幸いです

・毎月の配信ですが、これを1つのきっかけに捉えていただき毎日や毎月の指針になればと思います

 

■伝え方■ ≪ものであおってもやる氣にはなりません。やりがいを与えることで部下は動き出します

リーダーの悩みは、主に2つです。言葉が伝わらないことと、思うように動いてくれないことです。いずれも部下が悪いと前提になるのではなく、まず他責の考えから自責に変えてみましょう。部下がやる氣になれるやりがいを見つけて支援してあげるように、伝え方を相手のレベルに合わせられるようにしてみましょう

・これはコーチングのやり方になります。今までの伝え方が、ティーチングだったかもしれません

 

■なんかいいことないかな?■ ≪挨拶とともに、相手に一言声を掛けるフレーズを作ってみましょう

朝の挨拶に「おはよう」があります。それに相手の名前を呼んでから、「おはよう」と言って、さらに一言声掛けすることで相手をさらに思うことから、相手も良い氣持ちになると思います。ありきたりの挨拶ではなく、ちょっとしたワクワクするような会話を提供することで、今日一日とても良い日になると思います

・良いこと、新しいこと、ちょっと嬉しいこと、楽しいことを考えるだけでもワクワクしませんか?

 

■きっちりときっかり■ ≪どっちも「ちょうど」のことですが、きっちりの方が広い意味があります

普段何気なく使っているもので、つい口ぐせになっているものです。きっかりは、数量や時刻の場合に使われ、きっちりは物事を確実に行うことや良く整っている様を表します。もとは「キチキチ」がきっちりになったそうです。ばっちりは、抜け目なく、見事に決まったこと。きちんとは、ちゃんと、まさに、ぴたっと!です

・職場は見ていますが、観察することはまずありません。きっちり調べることでわかることがあります