企業家精神3月号

企業家精神                                                                           2022年3月1日

 

音読してみませんか?項目ごとに、◎、○、△、×と評価してみませんか?氣づきが生まれます。

三月の異称は、弥生(やよい)です。弥(や)は、いよいよ、ますます、生(おい)には草木が生い茂ると言う意味があります。若葉が芽吹き始めて、葉の色が日々変化して成長していく萌希色がとても優しく頼もしく見えます。春は、人も自己成長や自己実現を目指す姿も見えてくるので頼もしくなります

 

 

■チームワーク■ ≪お互いの弱みと強みを補完し合うことで、相乗効果を生み出すことができます≫

親指、小指1本だけではペンを取れませんし、書くこともできません。5本の指が手のひらに一体になると、簡単にモノを掴み多様な作業ができるようになります。職場の人たちは、同じ人はいません。逆に多様化した人間関係を、お互いが認め合うことで、良い人間関係も築けます。お互いを氣遣うようにしましょう

・バラバラだからこそ、色々な可能性が秘めていると考えれば、発想も広がっていくものです

 

■恩送り■ ≪恩返しではなく、恩送りです。感謝を表す人が一人ではなく、多くの人にできます≫

恩送りと言う言葉は、最近知りました。50年前に東北旅行をした時に、とても親切にしてもらった女性(同級生でした)に恩返しができなく残念に思っていました。その後、その人たちの代わりに恩返しをするようにしてきました。誰からに受けた親切を直接返すのではなく、他の人に送る素敵な行為だと思います

・青森の下北半島でお世話になりました、仙台市の旧丸光百貨店の高橋洋子さんと庄司さんです

 

■不便を便利に■ ≪不具合、不良、不満、不安定、不安全、不公平、不利などはカイゼン対象です≫

不便なことが便利になれば、人は笑顔になれます。でも不便だと思っていても、いつものことなのでまあいいかと言ってカイゼンをしようと思わないとことがほとんどです。小さなこと、些細なことに逆にヒントとして捉えることは難しいことですが、逆にチャンスにできます。耳をそば立てて人の話を聴いてみましょう

・「不」がつくことをカイゼン対象に積極的にしている企業もあります。悪いことを逆手に取る戦略です

 

■カイゼンと改善■ ≪読んでみれば同じですが、漢字とカタカナでは随分と意味が違ってきます≫

漢字の改善だと「悪い所を直し、良くすること」であり、そこに問題があるから改善するいうものです。そこに問題意識がなければ、改善はできないのです。カタカナでは、今でも良いがもっと良くするにはと考えることで、問題でなくてももっと良い方法があれば行動しようと言うことです。常にカイゼンをしましょう

・「じどうか」も同じ語音ですが、自動化と人偏のついた自働化は全く意味も解釈も違います

 

■挨拶■ ≪挨拶の挨(あい)は、押す、打つ、叩く。拶(さつ)は、迫る、近づくの意味があります≫

随分前にこの挨拶の語源を調べた時に、挨(あい)が叩くで、拶(さつ)が開くと言う意味があり、元は仏教用語と知りました。最近調べなおしたら、拶(さつ)が違っていました。当時検索した間違いに氣づきました。恥ずかしいことですが、間違ったことを伝え続けるのは逆に罪になります。テキストを書き換えします

・同じ言葉でも時代が変わると意味も使い方も変わっていくのが世の常です。ヤバい!もそうです

 

■縄文と弥生■ ≪縄文時代は約12000年続き、弥生時代はたったの数百年間と極端に短期間≫

これも最近縄文時代の本を読み始めて、日本の時代の流れに興味をもちました。自然を上手く使った採集中心での生活で、人の間に争いがなかった時代です。弥生時代には稲作、水田にとより定住生活と金属を使うようになり、争いが絶えることなく現在に続いています。温故知新の言葉が浮かんできます

・縄文時代が長く続いたのは、身の丈に合った生活と自然を大切にする考えのお陰だと思います

 

■愛読書■ ≪愛読書の1つに小さな漢和辞典があります。わからないことは、まだまだあります≫

1969年に買った辞典ですが、特に欧州に出張に出かけるようになってから、いつも携帯するようになりました。最近は、携帯電話の機能が良くなり、もたなくても済むようになりました。でも、紙できた本はめくる手間が探しものを掘り起こす感覚と同じで、そこだけでなく探す過程からも多くの発見が得られます

・どこかの小学校で付箋を貼る教育もあります。あえてひと手間をかけるプロセスもいいものです

 

■失敗を責めない■ ≪電車を遅らせた運転手は、1分で55円の賃金カットの記事がありました≫

このやり方に皆さんはどう感じますか?日本人の悪い習慣がいまだに残っている化石的思考だと感じました。失敗を責めるのではなく、組織として失敗を繰り返さない方法を一緒に考えることが大事です。過去のやり方を変え、再発防止や未然防止策も考えるという前向きな姿勢が社員を元氣にします

・チームワークで仕事をするやり方をもっと考えると、このような人を責める方法から脱却できます