企業家精神5月号

企業家精神                                                                           2022年5月1日

 

音読してみませんか?項目ごとに、◎、○、△、×と評価してみませんか?氣づきが生まれます。

5月の異称で良く使われるのが、競馬でも有名な皐月賞の“皐月(さつき)”です。また“早月(さつき)”、“早苗月(さなえづき)”、“雨月(うげつ)”、“田草月(たぐさづき)”は、いずれも田植えが始まる時期を表現しています。小麦の価格が高騰していますが、改めて稲作の歴史を考えながらお米を頂きましょう。

 

 

■旬■ ≪筍は、竹冠に旬と書きます。旬は十日間のことですが、一番良い時期の意味もあります

筍は、時には1日1mも伸びます。初物を食べると、寿命が75日延びると言います。初物はその季節の出始めであり、旬の食材は安価で入手しやすく、ビタミン、ミネラルが多く、この時期に必要な栄養素が摂取できます。製品もサービスも相手の“旬”と言うタイミングに合うように、提供できるようにしたいものです。

・タイミング良く届けるには、各工程の停滞や仕掛をなくすことです。余分なモノは廃除しましょう

 

■リーダー■ ≪リーダーは感情をリードする人であり、いつも笑顔でしかも明るく上機嫌な人です

人の行動は、感情によって生み出されます。“類は友を呼ぶ”諺もありますが、感情も感動も波動であり共振するものです。逆に笑顔や明るく上機嫌であることを発信していくことが、チームや組織をまとめていく人になり、周りの人も一緒についていくものです。逆につまらないことは、すぐにゴミ箱に捨ててましょう。

・人は感情の動物ともいわれますが、感情をマネジメントすることも大切なリーダーの役割です

 

■エネルギー■ ≪エネルギーは高い所から低い所に流れますが、水や感情も感動も同じ流れです

発信する人のエネルギーが高いと、低い人たちに流れやすくなるものです。発信する人は高いエネルギーを維持しなければなりません。その方法は、姿勢と声で出すことが簡単にできます。しかもたった1秒でもできます。これを使わない手はありません。自分の見た目も商品であると考え、姿勢や声も正しましょう。

・声だと背筋を伸ばし腹式呼吸で息を鼻から吸い込み、お腹の底から声を遠くに飛ばす感じです

 

■心と体■ ≪心は体よりも弱く、人の陰口だけでも折れることもあります。体は心よりも強いのです

忙しいと言う字は、漢字の部首である「りっしんべん」に心が亡びると書きます。「忙しい、忙しい」と口にしている人は、心が荒(すさんで)しまい、繰り返すことで本当に「亡びる」ことになりかねません。マイナスの言葉は、言わないようにしましょう。ストレッチや体操や歩くなど、体を使って体力を維持向上しましょう。

・体が元氣であれば、少々嫌なことや悩みを吹き飛ばすことができます。まずは体を鍛えましょう

 

■伝え方■ ≪やってほしいことを相手に伝えるには、濃度、スピード、量の3つの要素があります

人は感情によって、伝わり方が違ってきます。相手がその情報を聞いてワクワク、ドキドキするには伝える方も自分の方がワクワク、ドキドキしていればよいのです。そして、濃度は濃く、スピードは素早く、量は多くすることです。でもあまりにもギュウギュウだとうんざりします。テレビのCMは良い教材になります。

・CMは15秒、30秒と決まっているので、あれこれではなく“伝えたいこと”を凝縮しています

 

■発信■ ≪トップや上司は現場に出向き、自らの言葉で発信し行動することで、熱意が伝わります

部下が偉いこと何を言うかよりも、同じ言葉でもトップや上司が言うか言葉の重みが違ってきます。さらにメールや書面での伝達よりも、直接相手に面と向かって言葉や表情や声の大小や調子も加わり、熱き想いを直接伝えることができます。また顔を突き合わせる距離が近いほど、回数が多いほど伝わります。

・言葉や想いは、波動そのものです。距離が2倍になると、伝わる力は1/4になってしまいます

 

■息■ ≪全部ではなく、息が合うその人に集中して話をしていくようにすると大勢の波長が合います

この話を今週、別々な人から教えてもらいました。セミナーでは感覚的にそうしていましたが、合点が行きました。大勢の人に合わすよりも、息の合いそうな人つまり相槌を打ってくれる人にめがけて話をしていくことが、結局大勢の人を巻き込むことがわかりました。息づかいやうなずきは、見えるので感じ取れます。

・虫眼鏡で一点集中して太陽光(意識)を集めていくと、紙が燃えていく原理と一緒だと納得しました

 

■自分磨き■ ≪凝り固まった垢や汚れをみつけて、それに合う研磨剤で光る磨き方を探しましょう

磨くという漢字は、麻と言う繊維で硬い石をこすっていくと汚れや凹凸がなくなり、磨けば光るようになると考えられたものです。柔らかいものでも硬いものを磨くことができ、輝かせるのです。読書、会話、立ち振る舞い、知識、技術、新しいことに挑戦するなど色々なことを試すことで、新たに輝かせることができます。

・この自分磨きは、一生終わりのない活動です。現状維持は停滞と考え前向きに色々取組みましょう