費用をかけず、現場の知恵と工夫を活かせ!簡易自働化で生産現場を強くする

第1回   現場の知恵と工夫を活かす簡易自働化

        2022年10月28日(金)午後2時30分~午後4時30分

 

《講義》『費用をかけず、現場の知恵と工夫を活かす自働化』

 てこの原理や滑車・カムなどのからくり原理とモーターやセンサーなどの動力や簡単な制御機器の

機構を応用した簡易自働化の進め方について説明。手法についても事例を多く交えて紹介。

 

企業事例講演

㈱アイシン グループ生産技術本部 設備工機部 橋本 邦之 氏

アイシン・設備工機部におけるからくり製作の取組み紹介と、そこで活躍する女性の事例を紹介します。

 

【代表からくり】

NIKOIREDO64~大回転!スライドブラザーズ (からくり改善くふう展2021協会特別賞 受賞)

1アクチュエーターで4動作を行いマグネット64個をセットから組立までいっきに作業ができる器械です

 

 

第2回   組立作業の自働化Ⅰ【手元ベストポイント】

        2022年12月9日(金)午後2時30分~午後4時30分

 

《講義》『“1個供給、定位置定方向、手元化”について』

常に、オペレータのベストポイントに部品・道具を配置しておくこと。作業全面配置と組付け部位の真上であることが重要。

 

企業事例講演

㈱村田製作所 モノづくり強化推進部 生産革新課 鎌田 一弥 氏

現場改善の一つの手法として、からくり人材を育成し推進する村田製作所の取り組みを紹介します。

 

【代表からくり】

テクダンディズム (からくり改善くふう展2021 アイデア賞 受賞)

作業負荷の大きかった18kgの一斗缶の運搬と中身の投入を、小さい力で安全にできるようにした一斗缶運搬台車・投入機です。

 

 

第3回   組立作業の自働化Ⅱ【道具返却の自働化】

           2022年12月23日(金)午後2時30分~午後4時30分

 

《講義》『“道具・工具の楽々取り出しと自働返却”について』

道具・部品・工具などを探す・選択・返却することから解放し、リズミカルな状況にすること。

目で見る管理を徹底し、色や形状、順番に置くなどの仕組みを構築することが重要。

 

企業事例講演

御津電子㈱ 代表取締役 人見 雄一 氏

からくりで作業改善しYouTubeで公開。社内展開だけでなく新規案件獲得にもつながっている、御津電子の活動を紹介します。

 

【代表からくり】

200個のばねを一度で挿入!治具 リンク 御津電子YouTubeチャンネルで公開中!!

スリーブに爪ほどのサイズのバネを200個、一つずつ挿入する作業を改善した位置決めのアイデアを使った治具です。

 

 

第4回   組立作業の自働化Ⅲ【工具の道具化】

           2023年1月13日(金)午後2時30分~午後4時30分

 

《講義》『“工具の道具化、道具の自働化”について』

市販品の工具を加工して、工程(作業・対象物)の中で使いやすい “道具”にすること。あわせて、

道具を用いた作業を電気・エアなどの設備の動力を利用して、小設備に置き換えることが重要。

 

企業事例講演

パナソニック㈱ エレクトリックワークス社 ものづくり工法・IT開発課 徳吉 潤成 氏

たった4人の同好会から始まり、今なおパナソニック全社に広がりつつある 現場を変えたからくり改善活動を紹介します。

 

【代表からくり】

からくりインバータ (からくり改善くふう展2020 アイデア賞 受賞)

3秒に1回、設備へパーツ供給を行います。2,000万円以上のロボット

導入が必要な機能をたった12万円で実現しています。

 

 

第5回   機械加工の自働化Ⅰ【自働クランプ】

           2022年2月3日(金)午後2時30分~午後4時30分

 

《講義》『“自働クランプ、インターロック、自働排出”について』

手作業による加工部品の備付け(ワーククランプ)を機械油圧、エアなどにより自働クランプ

にすること。加工終了後にはインターロックが外れ、自働排出する仕組みにすることが重要。

 

企業事例講演

ヤマハ発動機㈱ 車体製造部生産2課第1工区 工長 今井 勉 氏

ヤマハ発動機の現場力向上と人財育成を実現する、1994年から続く

からくり改善への取組み事例を紹介します。

 

【代表からくり】

からくり一斗缶運搬台車 (からくり改善くふう展2021 アイデア賞 受賞)

一斗缶を運搬する際の転倒リスクや載せ下ろし時の負荷をなくした、一斗缶に触れずに運搬できるようにした台車です。

 

 

第6回   機械加工の自働化Ⅱ【設備の内製化】

           2022年2月22日(水)午後2時30分~午後4時30分

 

《講義》『“設備の内製化と小型化”について』

機能部品は購入しても、設備は内作すること。設備に詳しくなり、改造が簡単にできるように

なる。あわせて、設備を小型化し歩行のムダを取り除くことが重要。

 

企業事例講演

日産車体マニュファクチュアリング㈱ 講演者調整中

現場で楽しみながら新しいからくり改善を生み出していく好循環を

生み出した現場への働きかけの言葉と実際の活動を紹介します。

 

【代表からくり】

決まった!製品宙返り半回転ひねり (からくり改善くふう展2021 協会特別賞 受賞)

大きな製品を持ちあげて向きを変える作業を製品自身の重量を使って自動で行えるようにした簡易自働化ツールです。

 

 

第7回   搬送作業の自働化Ⅰ【作業の2in1化】 

           2022年3月1日(水)午後2時30分~午後4時30分

 

《講義》『“空箱回収とゴミ回収の同期化”について』

部品の搬送があれば、使用後は必ず空箱が発生する。部品投入:回収も1:1の割合で工程の

流れの中に取り組むべきである。ゴミについても同様にする仕組みが重要。

 

企業事例講演

三菱自動車工業㈱ 水島製作所 工務部 部長 松下 真一郎 氏

生産現場の工夫で生まれた1つの動きで2つの仕事をするからくり機構を使った工数削減と安全化。

 

【代表からくり】

らくらくポイ太郎 (からくり改善くふう展2021 優秀からくり改善賞 受賞)

車輪の回転運動をシリンダーの直線運動に変換し充填したエアーで、重量物のスクラップ入りゴミ箱を廃却時に上昇させる作業負荷を軽減した簡易自動化です。

 

 

第8回   搬送作業の自働化Ⅱ【ピッキング台車】 

           2022年3月22日(水)午後2時30分~午後4時30分

 

《講義》『“ピッキング台車~台車ごと搬送~連結搬送へ”について』

ピッキング用の台車をサブの組立台車へとし、台車の積み替えをなくし、作業性向上をはかる。

搬送する際は、牽引車に台車を数台連結し、仕掛りをなくすことが重要。

 

企業事例講演

㈱今仙電機製作所 講演調整中

 

日時 2022 10月28日()~2023年 3月22() 全8回 

       午後2時30分~午後4時30分(各講座とも共通)

   

会場     大阪府工業協会  研修室

     大阪府大阪市中央区南本町2-6-12  サンマリオン NBFタワー4階

    

              Osaka Metro 御堂筋線「本町駅」下車 9番出口から徒歩約4分

         Osaka Metro 堺筋線、中央線「堺筋本町駅」下車 8番出口から徒歩約3分

                                    ※当ビルに駐車場はございません。近隣のパーキングをご利用ください

 

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簡易自働化研究会パンフレット
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