がんばれ上司のコラムを好評のうちに販売しています。
ある読者(某社の社長)の方が、とても良いコラムであり、
もっと社員に気軽に読んで改善のヒントにして欲しいと願い自社で、
印刷して製本にされました。
その製本した冊子(約200ページ)が、先日松田龍太郎のもとに贈られてきました。
コラムをわざとワード形式にして、各自で編集し印刷や製本ができることを狙っていました。
本来ですと、PDFに変換して文章が加工できないようにするのが普通です。
でも松田龍太郎は、手に取った読者の方の意志で修正加筆もできるようすれば、
このコラム集がもっと活かせると考えていました。
読者の皆様も、コラム集を入手されて自分なりに加工して、ご活用されることを
期待します。
カートで口座引き落としでも購入可能になりましたので、デスクでお申し込みもできます。
「がんばれ上司!現場改善の応援コラム!」テキストご購入ページはこちら!↓
6月28日(水)にハンガリーの首都ブダペスト市内で、ドイツ・ハンガリー商工会議所主催で「人財育成」のセミナーが開催されました。実は23日の予定で38名の参加予定でしたが、急きょ28日に変更になりました。それでも25名の参加がありました。
急変したセミナー日程でしたが、参加したいといいう強い意欲の表れか、今回も前回以上にインセンティブな講義になり、参加者をはじめ主催者も大喜びのセミナーになりました。
前回から「人財育成」のテキストを全面的に書き換え、現在に最も必要な項目を網羅して刷新しました。 9時半から17時までの90分単位でのセミナーは、今回も時間通りに進行できました。
今回も90分の最後の5分間は、セミナーの内容を4人一組で相互のフィードバックを行いましたが、非常に好評で井戸端会議のように盛り上がりました。今回も20分以上も話し込んでいるグループもあり、多くの氣づきがあり大いに交流もできたようです。午前と午後は前と後ろの席を一斉に入れ替え更なる交流を深めて戴き、このやり方も大好評になりました。
皆さんからのフィードバックでは、人間性尊重、他責から自責へ、自律化などがキーワードになったようです。参加者全員から、とても良いという評価を得ました。
皆さんへ最後にセミナー受講証明書を手渡ししますが、皆さんは素敵な笑顔になっていました。ほとんどの人から一緒に写真を撮りたいとのリクエストがあり、これも奇跡のような評価でした。
今回も通訳は、もう10年来ご一緒させて戴いているKiss(キッシュ)さんです。とても良いリズムでのやり取りができましたが、本当に通訳の技量がセミナーの成功を握っているようです。前日ブダペスト入りが夜遅くなるということで、ホテルのルームサービスを用意してもらいました。しかもワインは、私好みをご存知だったのでそれを用意していただいておりました。嬉しい心遣いでした。
今回は、ドイツ企業における新人教育セミナー風景をご紹介します。
この企業は、2006年に予備診断をして翌年から訪問するようになり、10年を迎えることになりました。10年以上コンサルティングを継続している企業の1つであり、改善に熱心に取り組んでおられます。
10年前は、いわゆるヴェンチャー企業でありわずか40名の会社でした。しかし、時流に乗ってどんどん成長し、数倍の規模に成長しています。最近、新入社員が18名も増えてきたので新人教育を行うことになりました。
10年前は、バッチ(まとめ)作業しており生産性が低く、しかも納期も長く問題が多くなりました。しかし、生産方式を変えてから、見事に体質改善をされてきました。まとめ作業から1個流しのU字ライン化に置き換え、さらにカンバン、水すまし業務などの物流システムを導入して大幅な生産性向上やリードタイム短縮、原価低減などを取り組むトヨタ方式を自社流に置き換えて導入されています。現在もさらにレベルアップを図って取り組んでいます。
新入社員は、10年前のことを知らない人たちばかりであり、これまでの改善の取り組みを理解し、これからは自分たちも改善を一緒になって取り組んでもらいたいと考えセミナーを開催しました。
10年前の作業風景や倉庫の状態などを紹介し、自社の背景と歴史さらには、今までの改善の変遷を時系列的に紹介し、今後の目指す姿をどのように取り組んでいくかを、双方向でのやり取りにユーモアを交えながらセミナーを進めていきました。
セミナーの終了後は、大きな拍手があり、皆さんは笑顔一杯の顔になっておられました。そして、何人も握手を求めてこられたのです。希望が見えてくると顔が変わることを、今回も教えてもらうことができ、とても嬉しい思いをさせてもらいました。
今回はドイツからのコンサル風景をご紹介します。
この工場は、今年から訪問するようになりました。
1.「自主保全、計画保全」というTPM活動に取り組んでいます。
・設備故障や不良をゼロにしていく取り組みがあり、ゼロケースを3年間継続するという
かなりハードルの高いテーマです。少しずつ成果も見え始めています。
2.毎月各チームに宿題という形で、自主活動に取り組んでもらっています。
・このチームは、労働災害防止のチームです。今回は、「階段での事故防止」でした。
私自身も「ヒューマンエラーと工場マネジメント」というセミナーを日本でも行っていますが、なるほどと合点ボタンを何度も押すような気付きがありました。階段の事故のほとんどが、下りの最後の3段以内だそうです。
3.改善のキックオフ大会
・現場改善の内容を現場の皆さんに紹介し、全員で取り組むためのキックオフの風景です。トップ、マネージャー、改善コーディネーターが趣旨説明して、理解を得ようとしています。改善コーディネーターのユーモアが素晴らしく皆さんが、大笑いで和やかにスタートすることができました。
ドイツ、スイスなど欧州では、ユーモアで笑いが出るとその取り組みテーマは、成功するといっても過言ではありません。良い雰囲気づくりもコンサルタントの大切な仕事です。
8月2日(火)に大阪市本町の公益社団法人大阪府工業協会様の研修室で、「簡易自働化 考え方・進め方」のセミナーが開催されました。26名の参加があり、和やかなで楽しく講義をすることができました。
できるだけお金をかけないで、現場の知恵と工夫・経験をもとに簡易自働化を進めましょうと昨年から取り組んでいる好評のセミナーです。今回で3回目のセミナーとなりました。
この考え方の基本は、トヨタ方式にあります。その背景から解説してJITと自働化の関係、さらに「組立作業」「機械加工」「搬送作業」の3つの自働化コンセプト(松田龍太郎は、コンセプトを「こだわり」と解釈しています)を細かい作業に分解して、それぞれの考え方を紹介しました。さらに、からくりの原理原則も紹介しました。
最後に現場改善がすぐにできる観察の仕方も紹介し、現地現物でまず1つからやってみる姿勢と勇気を持ってすぐに行動してもらえればと思い、講演をさせていただきました。
8月27日(土)からは、6回シリーズで「現場改善」実践研修 後期コースが始まります。受講者の方々が、参加しやすいように土曜日を設定しました。ぜひ多くの皆様のご参加をお待ちしています。
Vortrag Matsuda 5S 16 03 2015 で検索してください。
2000年からドイツを中心に現場改善のコンサルタントをしていますが、訪問先の企業様から貴重な映像の提供をして戴きました。本来のコンサルティング内容はご紹介できませんが、挨拶から一般的な講義である「ムダ」の導入のスタイルが収録されています。
私のコンサルスタイルは、このような体験とワクワクする感情をクライアントの方々と一緒に作りあげ、モチベーションを高めて現場改善に入っていきます。欧州の人は、理解しても行動しません。納得をしないと自ら動かない人なのです。そのためには、説得できる説明や解説が必要になります。例え話を交えながら、難しいことを優しく、優しいことをわかりやすく、そして深い意味を伝えて行くことを心掛けています。
23分間の長い収録時間ですが、双方向のやり取りをしながら楽しく解説しています。クライアントの皆さんには、物語として聴いて戴くように心掛けています。そうすると話の内容を良く理解され内容も良く覚えておられるので、現場でもすぐに思い出して多くの氣づきを得られておられます。
通訳のミッテルホイザーさんとは、既に13年間もコンビを組んでいます。
またドイツにおけるコンサルタント会社 Adept‐Consultants GmbH & Co. KG の共同経営者です。
2016年2月9日(火)の午前6時からの第1442回沖縄県中部倫理法人会で、講話の機会を得ることができました。この例会は、「早起きは繁栄の第一歩」と称して毎週火曜日の早朝6時から執り行われます。幹部の方は、5時半から朝礼等の行事があり、そのあと毎回のように講師を招かれ約45分間の講話が行われています。
今回は、共通の知人である「がんばれ社長!」の武沢信行様からの紹介で、沖縄の米須様より講話の依頼があったものです。事前に講話のレジメ「見えないことが見えてくる」を送付しておりましたが、前日の金城由美会長をはじめ幹部の方5名との懇親会で、事前に沖縄中部の情報をお聞きして当日の講話の準備をしました。
この日は、28社から42名の参加がありました。私の方から前に詰めてくださいと声掛けをして皆さんを誘導して席に着いてもらいました。さすが積極的な経営者の方々であり、素直に着席していただきました。意識をすることで見えないものが見えてくることを、多くの事例や例え話を交え、参加された方々との双方向での講話になりました。
皆さんが講話を熱心にお聴きなっておられ、私も熱演となり途中から上着を取るくらいに熱気を帯びた講話になりました。終わったあとでの質疑応答や名刺交換さらに朝食会では、特に①時間の使い方、②人財育成に関心や興味を持たれたようです。
そして、「心のサイドブレーキを外しましょう!」と追加してお話をしました。心のサイドブレーキとは、固定概念、先入観、思い込みといったものであり、これらがあると視野が狭くなり何も見えなくなることを示唆したものです。そのあと、今帰仁村、辺土岬の大石林山の2つのパワースポットを訪れて、大いなるパワーをもらってきました。
倉吉の「まちゼミ」は、井戸垣社長様が中心となって企画運営されました。
日本海新聞の第一面にある「海潮音」というコラムに、松田塾の塾生の井戸垣昌延さんが実行委員長となって多くの賛同者を集められて開催になりました。その記事は、11月21日に掲載されました。
井戸垣産業様では、山田さん、枠島さん、吉田さんが講師になって、市民の方にゼミナールを開催されています。ちょうど井戸垣産業様にお邪魔している時に、日本海新聞社の記者の石原さんが取材に来られていました。石原さんに「いい記事を書いてね!」と耳打ちした効果?があったようで、11月25日の日本海新聞にデカデカと掲載されました。ゼミナールの間は、参加者の皆さんが楽しく作業されている様子が耳に入ってきました。
松田塾の塾生は、前回にも紹介しましたが、平さん、鶴本さんのゼミナールも大好評だったと報告がありました。多くの参加者がまたやって欲しいとリクエストをしておられました。
第1回「まちゼミ」と称し、「くらよし得するまちのゼミナール」が。11月30日まで倉吉市内で開催しています。この取組は、全国約200ヶ所で既に開催されていますが、倉吉は初めての取り組みなので、皆さんが不安と期待に包まれてのスタートでした。
その中で〇初心者のためのマジックバルーン講座に平真さん、〇あなたも職人!初心者の和菓子作りに鶴本光樹さんをはじめ、井戸垣産業さんの社員も3つの講座を持って先生を務めておられます。6名程度の少人数の参加枠ですが、ほとんど定員一杯で盛況で楽しい講座だと参加されている皆さんからの評価が出てきています。
松田塾で自分のコメントを皆さんに説明する機会が、このような講座でも活用できているようです。「伝える」ことと「伝わること」の違いも考慮しながら、一緒に楽しんで戴き、第2回、第3回と次につながることを期待したいと思います。
松田塾の塾生の「人形のたいら」の
平真(たいら まこと)さんの情報です!
8月23日の朝刊と一緒に配布された情報誌「せれくと」に、平真さんが投稿した情報が掲載されました。それは、壊れたりシミになったり不要なった盆提灯を回収し供養をするという新しいビジネスです。
この提灯をどう処分してよいか、せっかくの頂き物の提灯をそのまま廃棄するには心が痛むなどのお客様のお声を聴き、今月すぐに供養して戴くお寺様、処分してくれる業者様など走り回って何とか皆様の合意を取ることができ、今回の情報誌の掲載になった訳です。
このヒントは、2年前に盆提灯の件のことです。お盆になれば提灯を組立て、お盆が終われば解体して収納するという作業が非常にやりづらいことを、お客様からお声を戴きすぐにメーカー様と打ち合わせを持ちました。試行錯誤を繰り返しながら、①組立なし、②箱から出すだけ、③場所を取らないというまったく新しいコンセプトで各メーカー様と相談しながら選りすぐりの盆提灯をご用意することができました。
このコンセプトは、特にお年寄りの家やお父さんがいつも忙しくして女性だけでやっていた家庭では大好評でした。この組立・片付け・収納の一連の作業が手間いらずになったことは、画期的だったようです。さらに光ファイバー、LEDなどの照明部品を活用した商品開発にも、各メーカー様と一緒に積極的に取り組んでおられます。
このヒントは、松田塾で「自分で考え、自ら行動し、自らの価値を上げていく」ことを、即実践した非常に素晴らしい事例になりました。今年は協力して戴ける納入業者様も増えてさらに良い提灯や種類もラインアップすることができました。
「人形のたいら」様では、松田塾で配信をしています「企業家精神」を毎朝1つずつ皆さんで朗読し勉強会をしておられるそうです。継続は力なり、毎日の小さな積み重ねが素晴らしい商品開発やお困りごとの解決にも結び付いているようです。