企業家精神5月号

企業家精神                                      2015年5月1日

音読してみませんか?項目ごとに、◎、○、△、×、?と評価してみませんか?氣づきが生まれます

■変化と変革■ ≪変化は変わることであり、変革は変化を意識的に仕掛けることです≫

人は、周りの人を幸せにするために生まれてきたのです。変革とは、意識的に変化させていくことです。自らが変化を仕掛けていき、周りの人が幸せになるように働きかけていきましょう

 

■仕掛ける力■ ≪自分が元氣であり、周りを元氣にし、果敢に行動し、徹底してやり抜く力です≫

上に立つ人は、この仕掛ける力を備えたいものです。最初は小さな力ですが、やり続けることで次第に身について、周りの人たちまでも動かすことができます。仕掛けられるより、仕掛ける人になりましょう

 

■愚痴■ ≪愚痴をこぼす権利がありますが希望を語る義務もあることを、愚痴を言う人に教えたい≫

何か失敗やトラブルがあれば、8割以上の人がすぐに愚痴をこぼすものです。愚痴を言っても現状はまったく良い方向に向かいません。むしろ悪くなるだけです。そこで不満を解消できるように、希望や可能性も考え語ってもらうように仕向けましょう。前向きな言葉を発するから、少しずつ解消できるようになります

 

■船■ ≪揺れない船は沈み、揺れる船は沈まないものです。変化に対応できるかです≫

波の変化に対して柔軟に船が揺れるようにしておけば、柳のように枝は折れることはありません。ヨットはそのために船の下に大きなバラスト(重し)があります。変化に対して、ぶれない考え方や哲学(企業理念)を持ち、変化を乗り越える心構えが必要です。あなたの会社の哲学は何ですか?

 

安定■ ≪安定してしまうと不安定になり、不安定であると安定にすることができます≫

人は立ったままだと、しばらくすると倒れてしまうこともあります。しかし少し前傾姿勢にすると、自然に足が出るようになります。それを左右の足で繰り返せば、何時間も歩き続けることができます。自転車も同様で、少し速度が増すことで安定して走ることができます。意識的に揺らぎ(不安定)を取り入れましょう

 

■忙しい■ ≪忙しいから時間が取れないのではなく、時間を取らないから忙しくなっているのです

計画を立てることに事前に時間を取らないから、準備不足や想定外の作業に追われてしまい、結果として、忙しくなっているのです。事前に少し時間を取って、計画を立てることで忙しさから解放されます

 

■基本■ ≪突き進んでいるといつの間にか基本を忘れてしまい、方向違いに進むことがあります≫

企業理念は何ですか?何を目指していますか?会社を興した目的は?この会社に入社した初心の氣持ちは?当時の夢は何だったのですか?何のために、誰のために働いていますか?ぶれがないかいつも基本に戻り、その方向を確かめて修正したいものです。周りのことや人に流されてはいませんか?

 

■踏み出す勇気■ ≪自分の部門や自社内から、一歩外に踏み出す少しの勇気を持ちましょう

自分の範囲で仕事するよりも、他部門や外部の会社とのやり取りを始めることは、今以上に辛いものがあります。抵抗もあり反発もありますが、それはあなたを成長させるための妙薬です。良い機会が得られたと前向きに捉え、一歩を踏み出しましょう。手を自らが差し出すことで、相手も握手しやすくなります

 

■努力■ ≪努力している人ほど、自分の欠点や悪いところを知りたがるものです≫

逆に努力しない人ほど努力していることを訴え、言い訳をしたがるものです。企業においても同様であり、優秀な企業はもっと良くしたいので、悪いところを積極的に指摘して欲しいと言います

 

■区切り■ ≪1つひとつに終わりというきちんとした区切りを設けて、けじめのある仕事をしましょう≫

後始末という言葉があります。仕事には始めと終わりがありますが、あいまいになりがちなのが仕事の終わりの部分です。これが残っていると次の仕事に支障をきたし、二兎追うもの一兎も得ずになることが良く見られます。終わりの区切りを明確にして、けじめのあるキビキビとした仕事をしたいものです

 

■適正解■ ≪最適な答えという最適解ではなく、適当で正しいという適正解で進めていきましょう≫

問題の原因が複雑化、多様化して来ていますので、ある程度正しい答えですぐに取組むことが大切です