場面はイタリアの某外科手術室です。3人の医者が、手術を終えて再びレントゲン写真を見ると、右下の方に黒い影が映っていました。これはおかしいぞ？開腹した時には異物はなかったがレントゲン写真にはハッキリ見えているぞ！ならばもう一度開腹してこの異物を除去しようと、再び手術を行いました。お腹の中には何もありませんでした。

　再度レントゲン写真を確認すると、黒い影もありませんでした。黒い影の正体は、レントゲン写真と投光器の隙間にゴキブリだったのです。

　清潔でなかった部屋に潜んでいたゴキブリのせいで誤診をして、二度の開腹手術をする羽目になってしまいました。患者さんは、とんだ災難でした。清潔な環境では異物や汚れもないので、ミスをすることも少なくなりムダもなくせます。

（約50秒）

　韓国の白いクマさんの失敗事例集のビデオの１つです。地下室でクマさんが、ふと見ると見慣れない機器（ランニングンマシン）があるので、思わず乗ってみました。でも操作方法がわからないので、適当にボタンを押すと後ろ向きの回転となりクマさんは転んで支柱にぶつかってしまいます。

　気を取り直し、別なボタンを押すと正方向の速い動きになりクマさんは必死で駆け出します。手すりを取って別なボタンを操作しようとしますが、思い通りに機器は動いてくれません。何度も挑戦した結果、ようやく機器は停止します。ホッとしたクマさんは、握っていた手すりを投げ捨てました。

　手すりは跳ね返って別のボタンを操作してしまい、クマさんはさらに災難に会う羽目になりました。ポカミスの発生要因のうち、無視、無知、過信の占める割合が6割もあるそうです。知らないことがあれば、事前に調べる、人に聞くなど事前準備を行うことで、ムダも災害も防ぐことができます。

（約1分32秒）

　クマさんは落下傘で、岩のある台地を目がけて気持ち良く降下していきます。降下とともに上空からは、確認できなかったサボテンがたくさん見えてきました。

　地上に使づくとサボテンが目の前に迫った来ました。慌ててジャンプして難をのがれますが、次々とサボテンが迫ってきます。トゲに刺されながらも着地できましたが、背負っていた落下傘がその風を受けて飛ばされそうになります。その先には強大なサボテンがあり、クマさんは必死で飛ばされないように耐えて、耐え続けます。

　しかし万事休す。突風が吹き始め落下傘がはずれ、勢いついたクマさんは崖寸前で止まります。でも災難はやってきます。なぎ倒したサボテンが降りかかり、トゲだらけになってもさらに風で飛ばされた落下傘などで、激突したサボテンとともに奈落の底に消えてゆきます。

　事前の計画はとても大切です。安全に安心して楽しめる計画を立てておくことは、ムダだけでなく災害も防ぐことができます。無計画は大きなムダを生みます。

（約1分11秒）