冷蔵庫にしまっておいたビールを相棒にとられないように、ある仕掛け(からくり)があります。その仕掛けを知らない相棒が冷蔵庫のドアを開けると、からくりがスタートします。ビール瓶を取ると、円筒形の重りが回転して、不気味な音楽とともに次々と動きを連動させていきます。
最後は、カバが天井から落ちてきて相棒を押し潰してしまいます。でもビール瓶は無事にキャッチして、コップに注いで美味しく飲みます。
このCMでは、テコ、滑車、回転を伝える力、動きの方向を変える機構など、からくりの10の原理原則の最も使われている原則が含まれています。(約30秒)
暑い中をドライブしてきた若い女性が、ビールバーでのどを潤すために無言で飲み物を指示します。ビールは提供されましたが、ふたが付いたままです。カウンター内の店主は栓抜きを見つけられません。
そこで、女性はフ~っとため息をついて、ビール瓶を胸の間に差し込みます。何をするかと思いきや、ポンと栓を開けてしまったのです。おもむろに彼女は、ビールをごくごくと美味しそうに飲みました。
唖然とする他の人に対して、胸の谷間から取り出したのは、なんとネックレスについた栓抜きだったのです。ニコッとウインクをする女性。これは、テコの原理です。(約36秒)
アメリカのバドワイザー社のCMは、ちょっと下品なものが多いですが、これも国民性なのでしょうか。2人の連れが、ビールバーのカウンターに来て注文をします。1人がカウンターの中に入り、品定めしている時に店主が戻って来たので、キッチンの下に慌てて隠れます。
店主はもう1人はどこに行った?と聞きますが、もう一人はとぼけます。ビールの栓を抜こうと、カウンターの下にある添え付けの栓抜きにビールを差し込みます。実は隠れていた人のお尻だったので、少し力は入りましたが見事に栓抜きができました。
その時に多くのお客さんがやってきて、隠れていた人の眼が一段と大きくなったのです。その後は想像しましょう。これもテコの原理が使われています。(約30秒)