企業家精神9月号

企業家精神                                  2015年9月1日

音読してみませんか?項目ごとに、◎、○、△、×、?と評価してみませんか?氣づきが生まれます

■追いかける■ ≪利益を追いかけると逃げていくもの、必要なのは相手の心を追いかけることです≫

目先の利益を追いかけていくと相手に見すかされてしまい、結局何も得られなくなります。そうではなく相手の心、つまり相手がやって欲しいこと、困っていることなどを察して手助けをしてあげることです。回り道のようですが、心が満たされると商売の話は相手の方から追いかけてくるようになります

 

■我慢■ ≪育成は下手な部下を我慢して使い、失敗させて現場で学ばせることが大切です≫

すぐに辞めさせるのではなく、失敗から学ばせることを考えましょう。あえて失敗させて、きちんと叱りそしてまたやらせてみることで、部下を鍛え上げていきます。痛い目にあわないと人は考えを変えることはありません。さじ加減が非常に大切であり、いつも部下には目配りをすることも必要です

 

■変革■ ≪変革は自然発生的に起こるのではなく、強いリーダーシップが不可欠です≫

どの企業も変革は、最初の一人から始まります。今までの経験から、その始める人の強いリーダーシップがあるかどうかが変革を左右すると考えます

 

■メモ■ ≪意思決定をするため、客観化するためにもいつもメモを取りたいものです≫

実は今日のことも明日になれば、7割のことは忘れてしまいます。以外にも人の記憶容量は少ないものです。会社では必ずメモを取りながら、相手の立場になって考えるようにしたいものです。メモを取る姿勢だけでも相手は安心します。そしてすぐに復唱することで、お互いの信頼関係も深くなります

 

意識■ ≪知っているようで知らないのは当然で、本人が意識していることは5%しかないのです≫

意識が考えるのは、その5%しか思い出せない範囲ですべてだと勘違いしているのです。実は無意識が95%もあることを知らないのです。自分だけの考えでなく、他人の意見も良く聴くようにしたいものです

 

■おもてなし■ ≪相手の立場に立って、その人に喜んでもらえるように振る舞うことです

しかも日本的美意識といえる「侘び、寂び(質素で静かなものを意味します)」の精神にのっとり、決して目立つことなく、気配りして、結果として相手のひと時を最高の空間・時間へ変えてあげることです。

 

■感情■ ≪人は感情の動物です。それなら感情で相手を動かすこともできます≫

相手は何を持って「快」と感じるのか、相手は何をすれば喜ぶのか、何をすれば楽しくなるのかを知ることを考えてみることです。相手がどうなのかという視点で考えてみると分かってきます

 

■一流■ ≪想定外のことが起きると、一般の人はまさか?といい、一流の人は待ってました!という≫

想定外というのは、何も考えていなかったという言い訳です。思考の深さが浅いと思います。考えを張り巡らす、考えに考えたという領域だと、何があっても対応できる度量を持っているので慌てないのです

 

■チームワーク■ ≪一人でできなくとも、チームならできることはたくさんあります

一人の力では成すことは限られているため、多くの人は踏みとどまってしまうことが多いものです。しかし、数人集まってチームをつくると、一人でできなかったことがすぐにできることがたくさんあります。他の人を信じて一緒にチームを組むと想像以上のことができます。周りの人に声をかけてみませんか?

 

■焦点■ ≪結果に焦点を当てるのではなく、それに至るプロセスにも焦点をあてて見ましょう≫

結果だけに焦点を当てていても、次に良い結果を出すことは難しいものです。そのプロセスがどうであったのかということに焦点をあてて見ることで、原因や対策がはっきり見えてくることが多くあります

 

■客ぶり■ ≪茶道の世界では、持てなしを受ける客側が主人側を喜ばす所作や振る舞いをします≫

もてなしをする側と受け取る側とのやり取りができることで、「おもてなし」が成立します。客だからもてなしてもらって当然という態度では、本当の和やかさが得らえないと考えます。もてなされる側も主人以上に喜ばすことをいつも考えたいものです。飲食店に行けば、いつも食べたあとは食器を揃えて置きます