企業家精神11月号

企業家精神                                                           2015年11月1日

音読してみませんか?項目ごとに、◎、○、△、×、?と評価してみませんか?氣づきが生まれます

■共鳴力■ ≪自分がやりたいことを、周りの人たちに理解させ納得させて一緒に行動できる力です≫

一人の力はたかが知れていますが、周りの人たちと一緒になると想像以上の大きな力になります。他人を動かすには、何をしたいのか、そうすれば将来がどうなるのかをしっかりと見えるように、イメージを描いてみましょう。自分の考えていることを、納得してもらえるように見える化することも大切です

 

■変化対応力■ ≪当事者意識を持ち、他人とコミュニケーションを取り、新しいことができる力です≫

他人事だという他責ではなく、自責という自分のことだと感じた時に、人や組織の結びつきが強くなります。その力が、変化に対して素早く対応できる力になっていきます。人と話をして伝えたいことをきちんと伝えて、自ら考動できるようにすることが大切です

 

■人間性■ ≪人間性は能力や脳力と違い、他の人の存在によって上下の差はありません

能力や脳力は、他人の優れたものと簡単に比較することができ、相対的に差をつけることができます。そして、その人の評価も安易にしやすくなります。人間性は、例えば人の嫌がることなどを率先してやってしまうことであり、人間性のある人と評価されます

 

■運を引き寄せる■ ≪上手くいかなかった時にこそ前に進み、リトライを人より多く繰り返すことです≫

失敗はつきものですが、どう捉えるかで運の尻尾を掴むチャンスが増えて、運を引き寄せるものです。一見ムダなようなことを普段からコツコツとしておくと、運の扉が向こうから開くものです。小さなヒントや氣づきは、努力した人に与えられるようです

 

■約束■ ≪納期を守り、仕事をきちんと仕上げていくと、お客様から期待以上のご褒美があります≫

時間を守るとか約束を守ることは、ビジネスマンの常識です。でもこの常識を順守している人は、ほんの少ない人たちです。お客様から見ますと時間や約束を守ることだけでも、他のライバルとの差別化ができます。入金が早く振り込まれたり、思いがけないお客様をお連れされたりします

 

■平均化■ ≪全体の流れをみながら、早め早めに山崩しや谷埋めをしてならしていきます≫

お金はあとで戻ってきますが、空いてしまって何もしなかった時間は戻ってきません。全体の流れを見ながら、負荷の平均化をして時間を上手に使いたいものです。そのためにも全体の負荷が見えるように管理板を設置して、情報や状況を共有化してみましょう。目で見る管理といいます

 

■少数派■ ≪成功者は少数派です。それは他人と違ったことに積極的に挑戦しているからです≫

誰もが才能・能力・情熱といった財産を持っていますが、それを発揮する勇気を持っているかどうかの差が大きいと思います。せっかくの貴重な1回の人生ですから、もって生まれた財産を使い切りましょう

 

■好奇心■ ≪全く違うものからヒントが生まれます。同業者ではなく異業種との交流を深めましょう

同じことをやっていては、競争に負けてしまいます。同じ仲間からは、同じ発想しか湧いてこないものです。好奇心を持って全く違う業種やその人たちから得るヒントは、今までの発想を超えたものになるものです。通勤経路や時間帯をずらしたりすることでも目先が違ってきますので、そこからでも変えたいものです

 

■説得■ ≪1回で相手を説得するのではなく、最低3回は必要だと最初から取り組んでみましょう≫

一度で相手が変わることは極めて希なことです。説得は、説明して相手が自分の得になることがわからないと、納得しないものです。あの手この手を使っていくことで、相手もガードが緩んできます。いつもあの手この手の小出しの引き出しを、たくさん用意しておく普段の心構えも大切です

 

■長寿命■ ≪商品の品質も大事ですが、そのイメージをいかに時代に合わせるかも大切です≫

チキンラーメンが発売されて57年、日清焼そばは52年、UFOやどん兵衛は39年になります。商品そのものはそれほど大きく変化していませんが、包装をはじめ宣伝の内容は大きく変わっています。これは時代の変化に合わせて、市場に受け入れられるかをいつも検討している上手い事例と思います