心にどんな「鏡」を持っていますか?

  • 眼鏡には「鏡」という字が使われています 
  • あなたの心の中には望遠鏡、双眼鏡、顕微鏡、何がありますか?
  • あなたの「鑑」は、きれいに磨かれていますか?

  

      キーワード:鏡

 

 心の中の鏡は何がありますか?遠く未来を見たいとか夢を見たいという望遠鏡をお持ちでしょうか?言い方を変えると、あるべき姿を見ることができます。あるべき姿がわかれば現実とのギャップが見えるようになり、問題として捉えられます。ギャップを問題として捉えたら、それを具体的に課題として見るために両眼で見る双眼鏡が必要になります。そして実際に焦点を当て、さらに拡大して原因さらに真因を見ることができる顕微鏡が必要になります。    

 鏡つまり鑑とは、人間の模範、規範を意味します。生産活動や5S活動の結果が、床に表れると考えています。その維持管理をしているのが、オペレータはもちろんですが、実はそこにいる上司の普段からの行動や考え方の結果となって表れるのです。

 床が綺麗であれば、清掃がしっかり行われていつも清潔になっていることがわかります。ゴミ、汚れ、ホコリが散乱していたり、ラインがずれていたり、剥がれていたり、ラインをまたいでものが置かれたりすると上司の規律の乱れをすぐに察知できます。

 会社は社長で、工場は工場長で、職場は職長というように、「場」が持つ実力はそれぞれの長の人間力で決まると考えます。いつも自分の鏡を磨くごとく、心の鑑を磨いておきたいものです。