企業家精神12月号

企業家精神                                                               2015年12月1日

音読してみませんか?項目ごとに、◎、○、△、×、?と評価してみませんか?氣づきが生まれます

■心のギア■ ≪心のギアが「R」になっていませんか?前向きにいつもシフトしておきましょう≫

「R」は、リバースです。マイナスの考え方になっていると、アクセル(努力しても)をいくら踏み込んでも前には進めません。車には「R」「D」の表示がありますが、心にあるその「R」の表示が見えませんが、顔にはよく出てきます。逆に笑顔と笑いで「D」にシフトチェンジして、前に向いて走りたいものです

 

■形■ ≪型に知恵が入って、かた+ち=かたちになるそうです。知恵は自分で考え出すものです≫

高僧が言っていた言葉です。型だけはロボットのようなものです。人間になるには、心=知恵という体験から学んだことを型に入れ込む過程が大切だと思います。見たり、聞いたり、試したりして、持っている知恵をさらに磨きましょう

 

■答え■ ≪答えは本人が答えを持っていますが、本人は氣づきません。手のひらで氣づかせます

答えはいつも本人の手の内にあります。しかし本人は手の甲を見ていて、手のひらを反すことを知りません。180度手のひらを反すと、いつも触って感触をつかんでいる手のひら(答え)がありますが、それがわからないのです。答えはほとんどの場合、自分の潜在意識の中にあることを教えてあげましょう

 

■アイデア■ ≪一見無関係なものを関係あるようにつなぎ合わせるのが、経営者の仕事です≫

一見関係のないものや情報を縦糸と横糸を織り込むようにして、新しい布をつくるのが経営者の仕事です。新しいものを一から生み出すのではなく、あるものを上手く組み合わせて発信することです。だからこそ、凝り固まらない自由な発想ができるようにしておきたいものです

 

■朝の挨拶■ ≪できるだけ大きな声で、しかもこちらから挨拶を仕掛けたいものです≫

相手から言われて挨拶をするのは、その時点で積極性に負けています。挨拶はお金が掛かりません。大きな声を出すことで、自然の体全体が元氣になっていきます。声は元氣のもとになっています

 

■心の物差し■ ≪目くじらを立てるのではなく、目盛を細かくして相手を柔軟に見るようにしたいもの≫

 年を取れば、過去のことや相手の悪いところばかりが目につくようになりがちです。心の物差しを「へ」のように目くじらを立てるのではなく、細かくしかも柔軟性を持たせて、逆に受け入れる寛容さも持ちたいものです。そうすることで、相手から色々なことが聞けるようになるはずです

 

■共感■ ≪正面から相手に向かうのではなく、側に寄り添うようにして話を聴くようにしたいものです≫

こちらのやりたいことを相手にしてもらうには、共感してもらうことが大切です。そのためにもまずは相手の身になって、話を聴いてもらえる条件を整える必要があります。体も心も寄り添うことで、条件が少しずつ整うと思います

 

■ビジネス■ ≪仕事をして約束通りにお金を支払う、受け取るところまでがビジネスのサイクルです

ほとんどの人がある部分の作業や工程を担当して、最後のお金の振込や入金まではあまり気にしていません。しかしお金が入ってくるまでが、ビジネスのサイクルだと意識して、作業や工程の11つを約束通りに進捗管理したいものです。お金の支払い受け取りが確実になれば、人間関係もよくなります

 

■後始末■ ≪次の動作、次の作業を円滑に進めるための躾ですが、習慣化したい行為です≫

 使った道具や書類などは、次に使いやすく、すぐに取り出しやすくする後始末がなかなか徹底されません。自分だけではなく次の人のためにも、後始末をキチンとしたいものです。後始末は、後と始めとあるように次につながっているものです。リレーのバトンタッチのように練習して上手くなりたいものです


■上司■ ≪現場の問題の原因は、上司にあります。上司が現場の事実を知らないからです≫

多くの現場の本当の問題は、その上司が現場を知らないから対策が打てないことです。結果として現場のオペレータが失敗や問題を起こしていますが、その原因は上司の関心が薄いために、的確な指示や処置がなされていないからです。現場の事実を知るために、もっと現場に出て観察することが必要です