企業家精神2月号

企業家精神                                                     2016年2月1日

音読してみませんか?項目ごとに、◎、○、△、×、?と評価してみませんか?氣づきが生まれます

■質問■ ≪問いただすことが多いのですが、情報収集とお客様との良い関係づくりが目的です≫

良い質問とそうでない質問があるようです。私たちは、どうしても相手を攻めて(責めるもあります)しまうような質問の姿勢を取ってしまいがちです。それでは相手は心を閉ざしてしまうことになります。心を開いてもらうような投げ掛けの質問ができるような質問の仕方を心掛けたいものです

 

■責任■ ≪不安は尽きないが不満があるのが経営者、不満は尽きないが不安がないのが社員≫

経営者は、社員やその家族のことをいつも思いながら、毎日の不安を抱えながら仕事をしています。そしてできないことの不満もいつも抱えています。社員は、いつも不満を持ちながらもクビにならない限り給与はもらえるので不安を抱えていないものです。全員が経営者の考えになって取組みたいものです

 

■病気■ ≪経営者になると必ずかかる病気があります。甘え、うぬぼれ、おごり、慢心、マンネリ

この5つの病気は、経営者という立場になるとだれでもかかるそうです。人の上に立つということは、このようなことに陥りやすくなるという戒めです。経営者でなくとも、少し調子が良くなったりすると誰でもかかってしまいます。健康であるためにも、心が動じないためにも、人間力を鍛えることが必要となります

 

■意義■ ≪自分の得にならないことをやらないと成長はできません。益はなくとも意義はあります≫

些細なことにも、意義と価値を感じて取組むことです。後になってから役に立つことがわかるものです。誰もやらないことの方が、意義と価値があるようです。多く人は意義ではなく、自分の益ばかりを考えているものです。成功する人は、人のやらないことに価値を見つけたり、やったりしているものです

 

■残る■ ≪1年も経つと古くなるのが情報、10年経っても古くならないのが知識、進化するのが知恵≫

現代人は、江戸時代の人たちが一生で入手する情報量を1日で情報量を掴むことができるそうです。逆に煩雑な情報に流される恐れもあります。確固とした情報を捌く力を持ち、鍛えることが求められます。知識を咀嚼して、活用できる自分なりの知恵に換えていく力が大切になります

 

■サービス■ ≪モノを買うよりも、喜びや楽しみといったサービスが数倍も求められています≫

目に見える商品を、お客様は買っているわけではありません。その商品から得られる喜びや楽しみといったサービスを買っているものです。そのサービスに対して、お客様がお金を出す価値や新規性や驚きなどが入っているかどうか、お客様の立場になって考えてみるとまた氣づきが生まれます

 

■心■ ≪心は見えないものですが、心遣いは見えます。心遣いが見えることで、心が見えます≫

心は行為として見ることができるように、その人の思いやりが行為として出てきます。表裏一体のものと思います。男は何気ない優しさ、女は何気ないしぐさが大切だと言われていますが、さりげない些細なことでも思いやりを形にしたものだと思います。これらを言い換えれば、心の潤滑油のようです

 

■企業の進化■ ≪経営者だけではなく、社員も相互に刺激を与え続け進化していきます

経営者だけではなく、企業を根底から支える社員もボトムアップで下から支えながら相互の刺激が必要だと考えます。自らの強みを見極めてそれを極めていきつつ(深化)、変化にも敏感に反応しながら形やスタイルを変えていく(新化)ことで、企業は進化して行き、そして生き続けます

 

■変化■ ≪水は水蒸氣になると約1800倍になり、水素は液化すると約800分の1になります≫

紙おむつなどにつかわれている吸水性ポリーマーは、自重の数百倍から数千倍の水を吸収することができます。水や水素は形を変えることで、大きく変化ができます。人は、考え方ややる気そして同じ志を持った仲間がいると、一人の時より数倍、数十倍、数百倍にも変わることができます

 

■決断■ ≪もうダメと割り切る勇氣も時には必要です。突き進むより撤退する勇氣の方が要ります≫

多くの悩みは、自分のためになるかどうかという自分の損得を天秤に掛ける躊躇さが、悩みをさらに深くしているようです。相手やお客様のことを、まず先に考えて見る大切さが必要だと思います。特に撤退する勇氣は難しいものですが、目先のことではなく将来のことを考えると決断しやすくなります