企業家精神5月号

企業家精神                                                2016年5月1日

音読してみませんか?項目ごとに、◎、○、△、×、?と評価してみませんか?氣づきが生まれます

■現場■ ≪現場に行かなければ、わからないことがたくさんあります。もっと現場に出向きましょう≫

現場は常に変化しています。昨日と今日でも生産しているものや流れている商品も違ってくるものです。ましてやお客様は、毎日違う人が違ったものを買いに来られます。ただ現場に行くのではなく、問題は何か、もっと良くするには何が必要か、自問自答しながら現場の人と話し合い発見したいものです

 

■挑戦■ ≪誰もやったことのないことをとことんやってみると、新しい道が必ず拓けてきます≫

誰もやったことのないことは、大きな可能性が待っています。ほとんどの場合が、わずかなお試し期間で諦めてしまうものです。やり抜いた人にだけご褒美として新しい道や発見が待っています。成功事例をひも解いてみますと、多くの人が諦めたことを諦めずに挑戦したことで成功を掴んでいます

 

■別な手段■ ≪あの手、この手、孫の手、猫の手を借りる、喉から手がでる、助け手、奥の手≫

何かをやる時の手段を多く知っていることは、選択肢を選ぶという優位性があります。いつもワンパターンではなく、まさにあの手この手など多くの具体的な手段を講じることができる柔軟性のある考え方や心の余裕をいつも持ちたいものです。物事を考える時に、一呼吸置いてみるとこれらの手が見つかります

 

■適量■ ≪多品種少量の物流になっていますが、この適量は?考えると選択肢が広がります≫

コンビニやスーパーでも4人前から2人前、さらにお一人様向けの商品がでるようになりました。料理のレシピも同様に少量サイズになってきています。さらに売る側の視点ではなく、お客様の都合に合わせた適量はどれくらいかという視点で見ていくと、また違った量やサイズが見つかるものです

 

■標準化■ ≪誰でも同じことができるように、働く人が働く人のために頭を働かせることです≫

仕事や作業のバラツキを抑え、工程をつないで、リードタイムを短くして原価を下げて利益が出るようにしていきます。そのために標準化が必要になります。一度決めてそのままにするのではなく、すぐにもっと正確にやりやすくしかも楽にできないかを考えていくものです。標準化は常に進化していくものなのです

 

■チームワーク■ ≪一緒に仕事する仲間の努力をムダにしないという、思いやる心が大切です≫

困った時に助け合うというものではなく、人のやった努力がムダにならないように支え合うものです。狙った結果が狙った通りにできるようになれば、チームワークはさらによくなっていくものです。時には言いにくいこともその人のためになるように厳しいこともあると思いますが、良くなるための熱い思いやりです

 

■仕事の指示■ ≪きっちり、しっかり、ちゃんとというのは、具体的でなくただの心掛けにすぎません

これらの言葉は、一見そうすべきだと思いますが、実際にはどの程度なのか不明です。これだけだと部下はどうしてよいか迷ってしまいます。具体的に、いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように、いくら(5WH)のように指示した方が、正しい結果を得ることができるはずです。具体的な指示を考えましょう

 

■競争■ ≪小さいことを素早く何度も失敗して経験知を得て、成功への道を探しましょう≫

大きな階段を上ることは大変ですが、スピードも経費も心理負担も多きものになります。小さな失敗体験は、すぐにできてしかも安くて済みます。そして心理的にも負担は少ないものです。失敗ではなく成功への階段探しのようなものです。今はスピードが競争のキーワードになっています、小さく始めることです

 

■多様化■ ≪多くのものを受け入れることで、多くの刺激が生まれます。それらを活かすことです≫

多様化を受け入れることで、マンネリ化が壊れるきっかけになります。新しい取決めやルールの作り直しのきっかけにもなります。いままでわからなかった暗黙知が、次第に見え始めたりわかるようになったり、それに新しいアイデアや工夫も取り込むことで、お互いを活かすこともできるようになります

 

■感動■ ≪感動した時に目と口が開きます。感動は顔に出るものです。まずは笑顔にしましょう

人は初対面の人に会った時に、一瞬の0.5秒でこの人は良い人か、付き合えない人かと判断するそうです。最初の挨拶ひとつでも、第一印象は決まるようです。そのためにも、(ア・イ・サ・ツ)相手の眼を見ながら、いつも明るい笑顔で、颯爽とした身なりで、つやのある声で、挨拶を心掛けたいものです