企業家精神10月号

企業家精神                               2016年10月1日

音読してみませんか?項目ごとに、◎、○、△、×、?と評価してみませんか?氣づきが生まれます

 

 ■後始末■ ≪その仕事の後始末だけではなく、周囲にも目配りして次の人のために備えましょう

一歩進んだ後始末は、ただの作法ではなく、心を込めて行うことが大切であり、それが自然にできるようになれば人間性を高めることができます。次に使う人のことを考えて、思いやりを込めて整えるという姿勢が大切です。使った道具や工具に感謝の心を添える氣持ちが、さらに人間性を高めると考えます

 

■チャンス■ ≪チャンスを見つけるには、他人の眼に見えないことを頭で想像することです

チャンスの女神の後ろ髪を掴むことはできなく、前髪を捉えないとチャンスは手にできないといわれます。それは目の前にあっても、氣づかないことが多いためです。そのためにもいつもチャンスは目の前にあると、頭で想像しておくことが大切です。またその準備をいつもしておくことで、手にしやすくなります

 

■感謝■ ≪なぜ褒めたかと説明し自分がどう感じたか、そして感謝の言葉を添えましょう

相手は、なぜ褒めてもらえたのかと氣づかないことがあります。褒めた内容を説明してあげるとともに、褒めたことに対して自分はどう感じたのか、嬉しかったとかワクワクしたなども説明してあげましょう。相手は、感謝の言葉を聞いた時に自ら人に貢献したことを知り、さらにそれをしようと思うものです

 

■確認■ ≪相手に説明したから理解した訳でも納得もした訳でもありません。再確認しましょう

特に上司から部下への説明は、一方向になりやすいものです。部下から、それはこの意味ですかなど質問や意見を出すことはあまりありません。普段からの雰囲気作りが大切であり、それは上司からつくっていくべきものです。メモを取らせて復唱させ、部下の意見や質問を出しやすくしておきたいものです

 

■お互いを知る■ ≪企業内の問題は、人間関係が9割です。お互いの仕事を知り理解することです

組織内の壁ができて摩擦が起こるのは、自分の仕事が第一であることを考えており、お互いの仕事を認めようとしなくなっていることが多くみられます。傍から見ますとこっけいに見えますが、本人たちはそれが見えないのです。お互いを知るためにも仕事を一緒にやることは、よい人間関係の機会となります

 

■覚悟■ ≪先頭に立つ人は、部下が迷わないためにも覚悟を決めて前に突き進むことです

あれこれ迷っていると、判断を先延ばししてタイミングを外すことが多くあります。迷ってしまうことはありますが、どっちかだと即断即決してしまう覚悟を持って部下に示すことが大切です。上司が迷っていると、部下は不信感に襲われることになります。普段からいつでも即断決断することを意識しておくことです

 

■喜んで■ ≪お客様からの要望があれば、言い訳せずにまず「喜んで」と受け入れましょう

この「喜んで」と言うフレーズは、日本の居酒屋でもドイツのレストランでも聞くことができます。注文してもこのフレーズを聞くと安心感が出てきます。まず受け入れる姿勢を持って立ち向かうことで、できなかったこともできるようになるものです。積極的に受け入れてから考えると、またやる氣も出て対応できます

 

■仕事■ ≪作業と仕事の違いは、言われたことだけでなくさらに準備や価値を付け加えた差です

作業とは、言われたことをそのままやることです。そこにもっと楽になる方法ややりやすくしたり、不良や手直しをなくしたりする工夫を盛り込むことで仕事になっていきます。工夫や改善を加えて、毎日実行することで、作業を価値ある仕事に変えていきます。仕事とは、志事でもあり次の準備もしておくことです

 

■幸せ■ ≪成功は自分が入手すると相手は不幸になりますが、幸せは双方ともに幸せになります

成功とはどちらかが嬉しくなりますが、片方は嬉しくないものです。でも幸せは自分だけではなく、相手や周囲の人も同時に手にすることができる感情です。せっかくなら双方が幸せを感じられるようなことになればとよいと思います。自分も相手も良くなってほしいという思いやりの心が大切だと思います

 

■活力■ ≪積極的に動いていると、活力が湧きツキを呼び、さらに勢いと活力が生まれてきます

活力は、自分の精神の中に誰もが持っているものです。しかしそれを積極的に使おうとする意志を持って行動するかどうかで、まったく違う状態になるものです。せっかくの人生ですので、持っている才能、能力、情熱を最大限に発揮できるようにそれらを生かす活力に転化しましょう。ツキも呼び起こしてきます