微生物は見えなくても、その仕事ぶりはよく見えます

  • 微生物は目に見えませんが、その力は偉大です
  • 発酵と腐敗の違い、さらには熟成のつがいは何でしょう
  • 微生物とは長く付き合うので、バランスよく育てましょう

   キーワード:微生物

 

 米を蒸してから、麹などの微生物を混ぜて発酵させるとあら不思議。原料の糖分を分解して、いつの間にかアルコールに変身させてしまう魔力をもった微生物のお力にいつも感謝しております。そなたのお力がなければ、夜の帳が下りてまいりません。

 

発酵と腐敗の違いは、人間にとって有益が害になるかの価値の差です。熟成は、発酵とは違い仕込んだものの細胞にある酵素が、たんぱく質を分解して旨み成分のアミノ酸を増やしていることをいいます。仕込むとか寝かせるともいいます。

    

子どものころにご飯粒を畳に落とした時、それを拾って食べることを躾として強いられていました。それはもったいないだけでなく、畳(外部)に付着している微生物を摂取するためだったと今さらながら気づきました。体全体のバランスを保つためにも自然に接し、自然の食品をできるだけ摂取しながら、愉快に楽しく人生を謳歌したいものです。

 

 

図1. 微生物は見えませんが、黒子になって働いています

図2. 人体は微生物とほぼ同じ数で存在しています