日本人は見えない水を、たくさん使っています

  • おにぎり1個作るのに必要なみずが270リットルです
  • 実際の水もどれくらい使っているか推定してみましょう
  • もったいないとおもえば、もっと節約できることがあります

   キーワード:水

 

 

 おにぎりのご飯1粒に必要な水は、270リットル÷2,500粒≒100㏄です。1升の米の数は、64827(ムシヤフナ)という数字は昔聞いたことがありました。某小学校で実際に5つのチームで数を数えてみたら、数百粒のバラツキの範囲内だったそうです。一株の稲には約25本の稲穂があり、その1本の稲穂に約80粒の米があるので、約2000粒になります。稲の一束がおにぎり1個に相当すると考えればよいでしょう。

 

家庭で使っている水は、一般的にトイレ、風呂、炊事、洗濯の順番になっています。一人当たり1ヶ月で約8立方メートル(200リットルのバスタブで、40回分)も消費しています。ペットボトルの500mlに換算しますと、16,000本分です。

 

日本は、食べ残しが最も多い国といわれています。その量は、1人あたり年間にドラム缶一杯分に相当します。半分以上が家庭の台所から出る生ごみであり、一人ひとりの考え方と行動を変えていくことが大切です。買い物をする時にメモをして余分なものを買わないようにするだけで、廃棄する生ごみは確実に少なくできます。

 

図1. おにぎり1個に270リットルの水が必要です

図2. 世界で生産される穀物の半分は、家畜が食べています