企業家精神8月号

企業家精神                                      2017年8月1日 

音読してみませんか?項目ごとに、◎、○、△、×と評価してみませんか?氣づきが生まれます

 

■意味づけ■ ≪人は、その意味づけがわかると忘れなくなります。一手間加えてみましょう

タバコ禁止や駐車禁止のマークは、右か左かどちらからの斜線が正しいですかと訊ねると、8割の人が間違った右からを正しいと答えます。左からが正しいのですが、その正しい意味づけ知りません。NOの意味を教えてあげると納得できて忘れません。商品やサービスも本当の意味を知ればリピートされます

 

■育成■ ≪初めからできる人は少ないものです。理論に加えて、実践+実践+実践の繰り返しです

理論である知識をまず学び、そしてあとは実践の繰り返しで、人格や教養を鍛錬することです。知識だけではそれ以上のことは生まれてきません。実践することで、アイデアや知恵が生まれてくるのです。実践は、自分自身の努力で積み重ねることができます。能力差ではなく、動機付けの差が効いてきます

 

■和む■ ≪酸っぱい、甘い、辛い、苦い、塩辛いの五味が混然一体となっていい味を出すことです

さらに旨味が加われば、とても美味しい料理になります。甘味だけでも美味しいことには変わりませんが、味の深みというコク味で見るとやはり不足します。色々と和ませることによって混然一体になり、その中でも一つ一つの味をちゃんと感じられるような人間関係したいものです。リーダーの采配が大切になります

 

■企業の寿命■ ≪企業の寿命は、経営者の差です。その差とは、意志力、人間力といった力です

新しく起業した現在の企業の寿命は、5年で約8割が消滅しています。これは経営者の差に依存しています。その差とは、意志力、人間力、熱意といった目に見えない力です。オーラのようなものであり、感じ取れるようです。これらを社員に感じてもらうためにも、1日の仕事の2割は現場で直接熱く語りかけましょう

 

■説得■ ≪平均的に相手に自分の話を聞いてもらうには、同じことを8回も話さないとダメです

最近の研究で分かったことのようですが、なぜ何度も説明しても相手は聞こうとしなかったのかは、何度も言い方や例え話を交えながら相手の琴線に触れるようにしなければならなかったのです。3回も言ったのにいうことを聞いてもらえないと諦めるのではなく、8回はあの手この手孫の手奥の手を使いましょう

 

■目■ ≪目にまつわる諺がたくさんあります。逆に相手の目をしっかり観察することで心も見えます

経営者や上司は、多くの部下をもっています。すべての部下を把握することは、少し難しいかもしれません。でも相手の目を観察するレベルを上げることで、相手の心の状態も読み取ることができます。目は人の眼(まなこ)など、目に関する諺は70近くあります。目がいかに大切な器官であることがわかります

 

■定規とモノサシ■ ≪この違いは何でしょうか?なんとなく使っていますが、役目は全く違います

この違いは、目盛りの有無の違いです。目盛りがないのが定規であり、直線を引くための文具です。モノサシは目盛りがあり、長さを計測するものです。お互いに役目や役割がありますが、その長所を本当に活かして使っているでしょうか?人事も同じように、適材適所になるよう長所を見極めたいものです

 

■潤い■ ≪富があると企業は繫栄し潤いが出ます。人は徳が備わっていると人柄に潤いが出ます

徳は、品性や恩恵をいいます。徳を積むとか、早起きは三文の徳はよく耳にする諺です。よく耳にしますが、徳はどこにあるのかはなかなか見ることができません。逆に徳のある人がおれば、その人を慕い人が集まってきます。その企業は輝きを増して富が増えていくものと考えます。社長の徳の差と考えます

 

■天使の分け前■ ≪相手に分け前を譲ることで、相手は自分に対して何かしてあげたくなります

ウィスキーを造る時に樽一杯にウィスキーを詰めますが、何年か経つと目減りします。樽からにじみ出て蒸発してしまう現象のことを、天使の分け前と粋な表現をします。すべて自分のものにするのではなく、社会貢献だと思って少しでも還元する心の余裕をもちたいものです。心には安らぎが舞い降ります

 

■あなたの業種は■ ≪製造業や非製造業の区別なく、お客様に喜んでもらうというサービス業です

私たちは何かしらモノを販売したり買ったりしていますが、職種で考えるのではなく実はそこから生まれるサービスを提供していると考えてみましょう。今までの見方は、モノを中心とした見方でした。でもお客様へのサービスだと思えば、違った対応や新しい発想が生まれてくるものです。事業の幅が広がります