企業家精神11月号

企業家精神                                      2017年11月1日  

1割■ ≪相撲協会の力士のうちで、給料のもらえる十両以上の力士の割合は1割に過ぎません

660人のうち十両以上の力士は70人ほどであり、全体の1割にしかすぎません。あとの人はお給金が出ないのです。いわばプロと呼ばれる力士の割合は1割であり、並大抵の努力では生き残れない社会です。生物の世界では、働いている割合は2割です。さて、ぶら下がって生きるのか?引っ張っていくのか?

 

■幸せ■ ≪今に幸せを見出せない人は、未来にも幸せを見つけ出すことは難しいものです

多くの人が、今の自分を楽しんでいることに集中できないでいます。他人の不幸を喜び、妬みや嫉妬を繰り返しながら日々を過ごしていては、将来は真っ暗になってしまいます。今を明るく楽しく過ごせるように、心の在り方を変えていきましょう。今生きていること自体に、感謝していくと幸せが見えてきます

 

■過去■ ≪過去を変えることをもがくより、過去を背負って生きていく決心を持てば価値が出ます

徳川家康の言葉に、「人の人生は重荷を負うて、遠き道を行くがごとし、急ぐべからず、不自由を常と思えば不足なし」があります。過去を受け入れて、どう活かしていくかを考えることが賢明です。過去は未来のための肥やしと考えましょう。その時には邪魔ものであったものが、受け入れることで宝物になります

 

■油断大敵■ ≪最後の最後まで気を抜かないことは、難しいことです。完成に近づくほど大事です

辛いことがあった後に完成に近づいていくと、嬉しさのあまり足元が見えなくなるものです。心が先に行ってしまい、体と心が遊離してしまい、最後の最後で失敗をしてしまうことがあります。勝って兜の緒を締めよという諺もあるように、油断しないようにいつも自分の立ち位置を確認しながら行動したいものです

 

■基本の徹底■ ≪基礎がしっかりしていれば、その上に立つことや積み上げることは楽にできます

整理整頓や清掃といった基本動作は、生活するうえでも会社で仕事をする上でも大切なことです。その基本を徹底して行っていけば、大抵のことは成し遂げることが可能になります。多くの失敗事例を見てきましたが、共通して基本が守られず疎かになってしまったものです。基本を徹底し継続し進化させましょう

 

■少しの差■ ≪できる人とできない人の差は、わずかの差ですが長い間に大差がついてきます

できるといわれる成功者といわれる人とそうでない人の違いは、成功哲学を知っていて行動を起こし積み重ねているかいないかの差です。成功者たちがやっていることは、見えない力の法則を信じて、それを実践しています。良かったことをなるほどと思って、すぐに行動に起こすことが成功への分かれ目です

 

■肯定する■ ≪悪かったことでもすぐに前向きに捉えてしまうことで、良かったことしてしまいましょう

脳は、自らコントロールできるのです。脳は、身を守るために否定的なことやマイナス思考に考えてしまうものです。そこを、すぐに肯定的に捉えてしまうのです。失敗した、イヤこの方法の不味さがわかった、ヨシ次のことを考えよう!と考え直すのです。どう受け取るかで変わるのです。打ち消す訓練をしましょう

 

■考え直す■ ≪できなかったのではなく、できるにはどうしたらよいかと考え直し切り替えましょう

一回で上手くいことの方が滅多にないと開き直ってみましょう。失敗を失敗と思わずに、次の方策のための切り替えのタイミングに過ぎないと考え直してみましょう。一度立ち止まることで、振り返って冷静になることができます。できると想えば、ヒントが見つかりやすくなります。ヒントは大抵目の前にあるものです

 

■強さと弱さ■ ≪強さとは他人を優先することができること、弱さとは自分を優先してしまうことです

他人に譲る余裕がなくても、少し我慢をして相手を優先させてみましょう。人間は、相手や周りの人を幸せにするために生まれてきたと考えてみましょう。自分一人では何もできません。見えないけど他人の助けがあって、生活が成り立っています。一歩下がるという軽い氣もちになって、相手を立ててみましょう

 

■踏み出す■ ≪思い切って一歩を踏み出す勇氣があれば、ライバルとの差は大きく違ってきます

陸上競技の三段跳びは、ホップ、ステップ、ジャンプといわれます。その平均的な比率は、順に33%、29%、38%になるそうです。最も大切なのは、最初の出だしのホップにあります。すぐに行動すること、踏み出す勇氣が肝心なのです。そのために意識して行動し、何事にも感謝していくと運まで引き寄せます