企業家精神12月号

企業家精神                                      2017年12月1日   

 

 

音読してみませんか?項目ごとに、◎、○、△、×と評価してみませんか?氣づきが生まれます

■お蔭様■ ≪現実に見える部分ではなく、その現象に至った背景の影の力を考えてみましょう

お蔭というのは、陰陽の陰の部分になります。現れた現象の後ろにあるものに対して、少し自分を超えたような存在を感じることなのでしょう。いいことがあったら他人がしてくれたことと思い、悪いことがあったら自分のせいと考えると怒りも収まります。人は一人では生きていけませんので、もっと謙虚になりましょう

・我が家は臨済宗妙心寺が本山ですが、お教の教えに「おかげさま」運動というのがあります

■心次第■ ≪良いことも悪いことも波動になって周囲の人に伝わるので、常に良い波動にしましょう

不思議なもので、頭で考えていることは波動となって周囲に伝わっていきます。それゆえに悪いことを考えないようにすることが大切です。そのために、心から感謝する波動をいつも出せるように、いつも心を穏やかにしておきたいものです。一喜一憂するのではなく、しっかりとしたぶれない心に鍛えましょう

・波動ゆえに地球の裏側にも届くともいわれます。良い想いを、多くの人に感化させたいものです

■自責■ ≪問題が発生したら、すぐに相手のせいにするのではなく、まず自分事と捉えましょう

問題が発生したら、すぐにその責任を相手や他人のせいにするようなことでは、いつまで経っても問題解決はできません。自分事だと考えて自責の念をもって正面から向き合いましょう。そのような精神で立ち向かうと人間的にも大きく成長ができます。後ろについていく烏合になるか、先頭に立つか決断しましょう

・松下幸之助氏は、いつも良いことはお蔭様、悪ければいつも自分のせいにしていたそうです

■運■ ≪自分に起こるとことのみ運命の糸で運ばれてきます。掴むものではなく、運ばれてきます

普段の何げない善の行動の結果の積み重ねをしている人には、みずから糸を引くように運が運ばれてくるようです。自分のためという自我が強いと、その運の糸はすぐに切れてしまうようです。目の前にある仕事や人生に誠心誠意で取組んでいけば、その糸はだんだん強く短くなり運も流れ寄せてきます

・芥川龍之介の蜘蛛の糸の小説にあるように、自分だけと思ったら糸が切れるものです

■チーム力■ ≪三人寄れば文殊の知恵といいますが、まさに三者三様の意見が知恵に変わります

二人だと片方の言い分に押されてしまうことがありますが、三人になるとあるしきい値を超えないと、アイデアが知恵へと昇華しないものです。何度も試行錯誤をしないことには、しきい値を超えることは難しいものです。でもチームで真剣に考えて取組んでいくと、アイデアが妙案となり次々と知恵も生まれてきます

・アイデアも直感で出ることがありますが、その直感が働くまでは揉んで揉む熟成期間が必要です

■潜在能力の発揮方法■ ≪ドキドキ、ワクワクなどの擬音語の言葉を発することで引き出せます

脳は普通1%しか顕在能力を使っていないそうです。あとの99%の潜在能力が寝たままになっているのは実にもったいないことです。その簡単な発揮する方法が、これらの擬音語を会話の中に取り入れることリズムが生まれできるとようになるというのです。子どもたちの発想を見ると正しい方法といえます

・ハラハラ、ウキウキ、リンリン、ランラン、シャンシャン?何かパンダの名前のようですね

■定義を知る■ ≪島とは、海岸線が100m以上あるのが定義です。時には常識を確認しましょう

日本には、6852の島が存在します。その島の定義は、海岸線が100m以上という定義にかなっているかどうかで判断されます。定義だけでなく、定理や原理なども普段知らないままになっていることが多いものです。当たり前に使っている言葉も時々調べ直すことで、勘違いも間違いも発見することができます

・一部だけを省略して解釈してしまい、肝心なことを忘れていることがあります。初心にかえりましょう

■質問■ ≪指示を与えてしまうと何も考えなくなるので、本当にこれでよいかと考えさせましょう

指示を与えてしまうと頭の良い従順な人は、何も考えないでその通りにやって考えなくなってしまいます。指示する時は、背景も説明し目的は何かを明確にして、具体的な指示はできるだけ相手に考えさせましょう。目的を達するための手段はいくらでもあります。本当でよいかと質問をされると人は考えるものです

・いきなり結論や指示を与えてしまうことで、失敗につながることが多々あります。一緒に考えましょう

■脇役■ ≪調味料があれば料理は美味しくなりますが、調味料だけではとても食べ続けられません

脇役はやはり脇役でしかなく一時的にはよくても、ご飯のように毎日は食べ続けられるものではありません。でも主役を支える堅実な脇役があってこそ、組織は成り立つものと考えます。主役が強すぎてもワンマンになってしまい、暴走してしまうと手が付けられなく倒産してしまいます。何事もバランスが大切です

・美味しいものだけでは、つまらなくなります。苦み、塩辛さ、辛味などもバランスよく摂取したいものです

■私、失敗しないので■ ≪大門未知子はなぜ失敗しないのでしょうか?未知が原因の失敗は4

もともとは、柔道家の野獣こと松本薫氏の「私、ミスしないので」というフレーズからできた言葉の引用からドラマのフレーズになりました。失敗の未知の原因はわずか4%で、既にあった原因が96%もあります。過去の失敗事例を基に検証を重ねながら、自分なりの仮説をいくつも立てるところに秘訣がありそうです

・ビデオに撮って観ていますが、手術中に彼女は瞬きをしません。集中力がまったく違うと思います