新・虫の眼 2018年3月号のキーワードです。

第3回 インダストリー4.0における産官学一体の取組み

 

  • インダストリー4.0で、企業が積極的に相互協力を始めました
  • エレキで出遅れた分を、官民学で取り戻そうとしています
  • 多くのメッセ(見本市)を活用して相互交流を図ります 

 

 

 ドイツの第4次産業革命(以下インダストリー4.0)で、製造業の競争力強化を維持し強化する政策で、既に日本でも知られるようになっています。これは、生産効率の高い考える工場を実現することを手段にしているものです。

 

 ドイツは、メカはとても強いですが、エレキは弱くメカトロも非常に弱いのです。ドイツ車を購入した人たちは、このことを体験済みだと思います。メカトロの代表のロボットなどは日本の強みであり、これは現在も歴然とした相違です。その遅れを一気に取りもどそうと官民学でチームになっています。

 

 ハノーバーだけでなく、デュッセルドルフやシュツッツガルトなどドイツ全国で実に多くのメッセが頻繁に開催されています。ドイツの周りはいずれも陸続きであり、各国から参加者があり、現物を手にしながらお互いに実に上手く交流を図っています。 

  

 

図1. 学生が研修中に設計し製作した運搬台車

図2. 移動する時は、エア圧で持ち上げ脱落防止用のストッパも出ます