企業家精神5月号

企業家精神                                                          2018年5月1日

 

 

音読してみませんか?項目ごとに、◎、○、△、×と評価してみませんか?氣づきが生まれます

■人財育成■ ≪自分を超える人を育てることであり、それにはまず自分の先輩を超えることです

努力をしない人ほど、人の足を引っ張り成長させないことに力を入れているものです。努力の矛先がまったく違うムダなことです。部下を育てるには、自分自身がまず努力しなければなりません。その過程で培ったことをさらに自分で磨きをかけて、後輩に伝えることで試行錯誤しながらさらに磨きがかかります

・先輩を超えることは、先輩にとって実は頼もしく嬉しいことなのです。遠慮しないで超えていきましょう

■自律型人間■ ≪自分の価値を自己認識でき、その価値をさらに高めていく人を育成しましょう

さらに市場は変化しています。その変化の波に乗り行きたいところに行ける人財をいかに多く育成することが、企業の繁栄の源になります。人は自分自身を知ることが難しいものです。相手に話をさせながら自分を知る極意を身に付けることも大切です。良い質問や話しを聞き出すことに、力を注ぎたいものです

・企業の財産は人です。その人を財産にしていくのは教育と考えます。やり方を見直してみませんか?

■共感と思いやり■ ≪同じようですが、思いやりは積極的に一歩相手に踏み込む違いがあります

共感は相手の氣もち、観点、感情を理解する能力をいいますが、同情するという氣もちは同じです。でも思いやりとは少し距離感があります。思いやりは、相手がどういう風に感じているかを、さらに理解しようとする姿勢が見てとれるものだと思います。さて同じ場面であなたはどうしたいですか?

・その場面で腕を組みながら相手の話を聞く態度を取りますか?それとも相手の肩に手を触れますか?

■教えてあげる■ ≪人は知っているようで知らないことが実に多いのです。もっと教えてあげましょう

人が商品を買わないのは、お金がないからでもなく、知らないから買う機会がなかったことが実に多いのです。知っているように実は知らないことも多く、多分知っているから話を持ち掛けなかったことも多いです。教えてあげることで、売れなかったものが売れることはいくらでもあるのです。先入観を取りましょう

・人間は物忘れの名人なのです。迷惑だからと思わずに、むしろ何度も声をかけても良いのです。

■発想転換■ ≪数えないで数える、運ばないで運ぶ、売らないで売る、発想を変えてみましょう

改善の時のヒントも使っていますが、反対のことを考えてみることで、発想のヒントが見えてくるようになります。卵のパックは、透明なケースに10個入っています。ドイツではパルプ材ですので、レジでいちいち開けて確認します。売らないで売るのは、お客様が自ら口コミで売ってくれるように仕向けることです

・逆な発想することできづくことが多くあります。逆の見方やお客様の視線で見るとはこのことなのです

■生き残る■ ≪生き残るのは、強い企業よりも社会にとって価値ある企業であり、支持されるのです≫

強いとか大きいでは、生き残れる状況でなくなっています。社会に認められて、支持されなければ存在できなくなってきています。そのためにも、社会に必要とされる製品やサービスを提供し続けることで、顧客の声を丁寧に聴く姿勢が大切になってきます。顧客の要望に、いつも応える変化対応力を持ちましょう

・変化に対してすぐ追従できるのは、社員で全員が同じ方向に向いて仕事をする姿勢が大切です

■精進■ ≪身に付けたければ、毎日やることです。鍛錬とは、千回、一万回も繰り返すことなのです≫

三日坊主のように、誓いは立ててもなかなか実行できません。口に出して、皆に宣言することも一つの手段です。あの手この手を使って、毎日できることからやれる訓練をすることです。このできることからやることが鉄則ですが、難しいものです。だから協力者を集い、チームとして取り組むことも1つの方法です

・精進も繰り返しながら余分なことをそぎ落とし、必要なことを磨き上げていくものです。コツコツです

■環境■ ≪環境は変化するものであり、企業も人も変化・成長することによってのみ生き残れます≫

環境に振り回されるのではなく、環境を受け入れたうえで、改善・改革にチャレンジしていかなければなりません。企業と人がより成長するには、環境変化をチャンスに変えることです。強くても巨大でも、今は生き残ることはできなくなってきています。顧客ニーズに対して、追従できる変化対応力が求められます

・無理難題は、生き残るためのハードルのようなものです。試行錯誤四苦八苦は、当然付き物です

■出番■ ≪問題がある限り出番があります。問題発生!待っていましたと前向きに胸を叩きましょう≫

社会を変える一番良い方法は、自分が変わることです。自分の背中を見て変わる人の伝播が始まれば

世界が変わります。自分にスイッチを入れるだけです。ちょっとしたことなのです。そう少しの勇氣でよいのです。その勇氣が足りなければ、「よっしゃ!」「待っていました!」と自ら掛け声をかけてみましょう

・きっかけはほんの少しのことなのです。考えるより産むがやすしです。まず体を使って動き始めましょう

■自慢■ ≪伸びる会社は、部下が上司の自慢話をするものです。自慢の対象になりたいものです≫

伸びない会社は、上司が部下の成果を取り上げてしまっています。そして、自分の失敗を、部下に擦り付けています。自分の自慢話は、自分でするものではありません。理想なのは、部下が率先して上司の自慢話をするように日ごろから、コミュニケーションを密にして人間関係を作っておくことが大切です

・例えば、部下の誕生日や部下の家族の誕生日を、調べておくことも些細な努力ですが実を結びます