企業家精神9月号

企業家精神                                                          2018年9月1日

 

 

音読してみませんか?項目ごとに、◎、○、△、×と評価してみませんか?氣づきが生まれます

 

■よろこび■ ≪よろこびにも歓、喜、慶、悦の4つの漢字があり、それぞれ意味も微妙に違います

願いが叶う「歓」は、さらに人に与えて喜んでもらえる歓びもあります。頂いたよろこびの「喜」は普通によく書く漢字ですが、これは相手からもらうものです。「慶」の字は、お祝い事に使われる字です。「悦」は普通「悦に入る」といいますが、その「悦」です。自分から湧き上がるよろこびです。利他は、歓喜の歓です

・以前書きましたが、してもらう喜び、できる喜び、して差し上げる歓びがありました。喜びより歓びです

■目標の設定■ ≪社員の成果が出ていないのは、目標がブレークダウンされていないからです

部や課の目標はあっても、末端の社員まではブレークダウンされた目標がないことが多くあります。これは上司の責任です。一人ひとりに年間、月、週、日々できれば時間単位の売上や生産などの目標を提示し、日々確認することで目標は達成できます。少しのマネジメントによることなのです。しかもただです

・大きな建物もしっかりとした地盤があってこそ出来上がるものです。末端の社員こそ礎になります

■名監督■ ≪名プレーヤーが必ずしも名監督になれないのは、マネジメントを知らないからです

優秀なプレーヤー(社員)がそのまま監督になっても、良い成果が出ていないことが多くあります。その原因は、優秀であった自分は何でもできるのに、それができない部下を理解することができないのです。でもできない部下をできるようにするのが、マネージャーの仕事です。マネジメントの勉強が必要です

・立場が違うことを再認識してよく観察し、良い質問をして助言をしていけば部下の成長を期待できます

■ヒューマンエラー■ ≪利益を減らしているのは、ヒューマンエラーによる損失が実に多くあります

ヒューマンエラーは、人のポカミスであり日常茶飯事にあるもので、しかもたわいのないことであり普段気づかないほどです。気づかないからこそ積もり積もって大きなミスや不良になっています。対策は、減らす、なくす、できないようにする、わかりやすく、やりやすくといった作業環境を整備することから始めます

・自分の周りの清掃から始めて整理整頓を毎日行うことで、要因を減らすことで防止できます

■成果■ ≪成果を出すには相手に価値あることを提供することです。お役に立っているでしょうか?

相手が喜んでいれば、その対価としてお金やサービスを報酬としていただくことができます。成果が出ないのは、本当で喜んでいないかもしれません。自分目線で見ても相手の目線で見ると違うかもしれません。会話や質問をしてすり合わせることです。時には本当で価値があるかも確認しておきましょう

・成果が出なくなってくると他責の考えになりやすくなります。いつも自責の念をもって接していきましょう

■幸福度■ ≪同じ仕事をしていても仕事以外に何かがあると、幸福度は上がっていくものです

モノサシでは測れませんが、幸福度の高い人は仕事だけでなく家庭や趣味だけでなく地域貢献も携わっている人の方が多いようです。それはそれぞれの人たちからの親交や交流におけるエネルギーを相互に与えたり受けたりしているからです。一見生産性の関係ないことの活動が意外にも好影響を与えます

・脳も左脳だけでなく右脳もバランスよく使うことで、面白いアイデアが生まれて幸福度も上がります

■期限■ ≪仕事にも人生にも締め切りがありますが、多くの人が期限を意識していません

時間があると思って多くのことを先送りしています。あとになって先送りしたものが、だんだん積み重なってしまい、二進も三進もいかなくなることが多々あります。事前準備、本番の仕事、そして後始末という仕事のサイクルに時間という締め切りをつけることで、11つ完結していくと氣もちよく仕事ができます

・仕事にも期限があって初めて仕事を言えると思います。指示する側も受ける側も期限を意識しましょう

■支援■ ≪支援する側も受ける側も対応にお互いが助け合うことで、お互いの力を発揮します

支援はする側の立ち場が高いように思いますが、受ける側にしてみれば少し引け目を感じるものです。支援する側は、相手の力を寄り添いながら引き出していくという氣もちになる姿勢が大切だと思います。相手の力が発揮できることで、自分も成長する機会をいただけたと思えば、双方が尊重し合えます

・このところ自然災害によるボランティアが盛んになっていますが、この支援の在り方を考えてみましょう

■幸せ■ ≪自分の持っている才能・能力・情滅を発揮して、人や社会に貢献できた人は幸せです

やらされ感をもちながら仕事をしていても楽しくありません。その状態では、自分を発揮することが難しくなります。これは実にもったいないことです。与えられた仕事でも心のサジを少し前向きに変えて、その仕事を好きになりやりたいと言い聞かせてみましょう。真剣になればその仕事から見えてくるものです

・どの仕事にも自分を発揮することが潜んでいます。紙一重のわずかなことですが、大きな差になります

■一呼吸■ ≪上司の仕事は決断ですが、一呼吸する時間を持つことで的確な判断ができます

あれやこれやと心が落ち着かないと、的確な決断を下すことはできないものです。そこで深呼吸でもよいですし、一呼吸をすることで心を落ち着かせることができます。呼吸は生まれてから死ぬまで繰り返すものですが、息をするのではなく、心を落ち着かせることもできます。大抵のことは間違いなく出せます

・イライラすることの連続ですが、そんな時こそ一呼吸という時間を取ってみましょう。ふ~でもいいです