企業家精神10月号

企業家精神                                                          2018年10月1日

 

 

音読してみませんか?項目ごとに、◎、○、△、×と評価してみませんか?氣づきが生まれます

 

■私たちの最も大切な仕事■ ≪人を人財に育てることです。難しいけどやりがいがあります

自分のことだけを考えるのは、人間ではなく動物に過ぎません。人という字のごとく、人は他人のことを考え支え合うものです。人のために尽くすことが、人間として最高の行為です。仕事を好きになることで、職場や会社も好きになっていきます。人を踏み台にするのではなく、相手をより良くしようと支えることです

30年以上トヨタ生産方式に携わってきましたが、JITやカンバンではなく人財育成だと感じています

■アイデアを考えるヒント■ ≪常に疑ってみる、もっと良くならないか考える、客観的にみることです

この3つの求めていることは、ものの本質です。困らないことには、人は考えようとしないものです。困ることよりも、もっとワクワクするように仕向けた方がアイデアは出やすいものです。仲間を呼んで楽しくやれるように掛け声をかけ合ったり、笑顔でリラックスして取り組めば期待以上のヒントが見つかるものです

・目的をいつも冷静に考えることが本質に近づけると考えます。考えるから考え抜くことを意識しましょう

■売る■ ≪ものを売るには商品力だけでなく、売り方(やり方)を変えることの方が簡単にできます

商品開発には時間も労力もかなりかかるものですが、売り方の方はアイデアと熱意で相当変えることができます。同じ商品でもキャッチフレーズを少し変えるだけで、売れなかったものが売れるようになったものがたくさんあります。売る方の熱意が買い手に伝わることで、商品との相乗効果になっていきます

・何を、いつ、どのように、誰に、いくらで、どこで、なぜの視点で、セールスポイントを考えてみましょう

■全体像■ ≪鳥の眼で観るように全体を見渡すことで、精度の良い仮説を立てることができます

木を見て森を見ずという諺がありますが、考えことや悩んでいる時などは視野が狭くなり良い考えが浮かばなくなることが多くあります。その状態から抜け出す方法が全体像を知ることです。全体像がわかればおよそのことも想像でき、さらにこれはこうだという仮説も検討できます。およその答えも見えてきます

・この考えはフェルミ推定といいますが、全体像、仮説、簡素化すると少ない情報でも見えてきます

■姿勢■ ≪相手からの働きかけを待つのではなく、自ら働きかけてこそ、相手の心を動かせます

受け身の姿勢では思うようなことは手に入らず、やりたいことも実現もできないことが多くあります。真心から礼儀を尽くすことで、相手に働きかけることでようやく相手も心を開いてくれるものです。何事も主体性を持って考動(自ら考えて行動する)する力が湧いてきます。やらされ感があっては何も変わりません

・人は周りの人を幸せにするために生まれたと考えます。せっかくの命をそのように使いましょう

■幸せ■ ≪自分がもっている才能、能力、情熱を最大限に使って社会にお役立ちができることです

それにはまず自分を知ることが大切です。自分の持っている力はどれだけあるのか、どんな力を持っているのか、自分らしく自分ならではのものを知ることは大切です。そしてそれらを発揮することは、自分にとっても周りの人にとっても喜びにつながっていくと考えます。そうすれば力が湧いてくると考えます

・自分を知り、自分の持っているすべての力を発揮できる人は、その人も周りも幸せになると思います

■関係力■ ≪知識や経験に加えてネットワークを持てば、お互いの関係も相乗効果で広がります

自分一人のできることは限界がありますが、自分の持っている知識や経験を活かし、それを多くの知人や友人のネットワークを使って発信することで、貴重な情報が受信もできるようになります。縁も大切なネットワークです。ご縁があるようにいつも感謝をしていると向こうの方からも良い情報が飛び込んできます

・送受信ができことで伝わるようになります。双方が良くなればネットワークもハートワークも良くなります

■三意■ ≪三つの意は、熱意、誠意、創意であり、人の先頭に立つ人が備えておくべき姿勢です

なんといっても大切なのは熱意です。何が何でもやり遂げるという揺るがない熱意がなければ、何事もなし得ません。特にトップの熱いは、その会社の意志を決める重要なもので、8割も占めると考えています。誠心誠意というように相手に敬意を払うことです。そして創意工夫でアイデアを生み出す力も必要です

・この三つが兼ね備えていることが重要だと思います。いずれも意志の表れだと考えます

■手間■ ≪手抜きをすればうまく行く時がありますが、逆に一手間かけてでもやることがあります

手間のかかることは面倒なことですから、多くの人はやろうとしません。でも手間のかかることには、意味のあるものが潜んでいます。料理の隠し味のようなものです。煩わしさに正面から向かって取り組んでいけば、人のやらなかった活路が拓けるものです。世の中の大事なことは、大抵が煩わしいもののようです

・整頓した後に表示標識をした後に、それを置いておく棚にも表示すると元に戻すときに確実にできます

■謝罪■ ≪失敗をしても人は謝罪をしたがらないものですが、素直に謝罪をしてしまいましょう

自分の失敗を認めたがらないものです。それは格好悪くなるからでしょうか。人は失敗がつきものの動物なのです。他責にするのではなく自ら奮起する材料にする考え方にして、自分を責めるよりもっと前に行くことを考えましょう。「ごめんなさい」とさらりと言える習慣を身に付けたいものです。スッキリします

・失敗を笑い飛ばすようなおおらかな氣もちで、失敗に向かい合いたいものです。次のことを考えましょう