企業家精神12月号

企業家精神                                                          2019年12月1日

 

音読してみませんか?項目ごとに、◎、○、△、×と評価してみませんか?氣づきが生まれます

 

■断捨離■ ≪断捨離とは、断行・捨行・離行の略です。断捨離の各字に“行(ぎょう)”があります。つまり、断捨離は、行(ぎょう)だったのです。だから労力も苦しみも伴うのです。でもやるべきです

物や思いや考え誤解がたくさんあると、人間は迷う、悩む、考え込む、そして探すことに陥ってしまうものです。そのために余分な物や迷いを捨てて、身も心も身軽になることを修行のように言うのだと思います。簡単にはできませんが、やった後には大きな壁や苦しい峠を越えたような爽快感が待っています

・季節の変わり目や年末など、区切り良い時期を見計らって実行しましょう

 

■数値化■ ≪人は数値化すると、途端に意識することがあります。あなたの1時間当たりの賃金はいくらですか?その仕事の単価はいくらですか?でも時間当たりの賃金は知らない人がほとんどです

ドイツでは、ほとんどに人が自分自身の時間当たりの賃金を知っており、また自分の担当する設備の時間当たりのコストも知っています。日本はそのことを知らされていません。また残業すると賃金は上がります。その分製品の原価が高くになっていることに氣づき、ムダな時間を過ごさないようにしたいものです

・大切なものはお金のように思えますが、自分自身や家族との時間の方が大切ではありませんか

 

■世の中の数■ ≪日本が100人の村ならば、男性49人、女性51人、高齢者28人、性的少数者9人、子ども10人、左利き10人、妊婦1人、障がい者7人、外国人2人の割だそうです。どう感じますか?

具体的な男性6000万人などという表現よりも、100分率で表せばとてもわかりやすく頭に入ってきます。バラバラな状態をこのようにわかりやすく、社員に説明することで、伝えることが伝わりやすくなります。ちょっとした工夫をすることで、共有化でき組織の認識力も上がり良い仕事になっていくと思います

・この表現方法が上手い人は説明上手です。全体像を大まかな数値や例え話にすることです

 

■時間の使い方■ ≪時間を記録する、整理する、まとめるというプロセスにおいて、大切なものは何か、順番はこれでよいか、やめても良いものはないか、どこにどれだけ配分するかの使い方を考えましょう

1日24時間は平等に配分されていますが、その使い方は千差万別です。日々の慌ただしい時間を意識して、どのように使うかを日々繰り返しておくことで、長いようで短い人生をどう使うかになってきます

・端末よりもアナログの手帳や管理板が有効です。手で書き考え修正していくことで、隙間時間を発見し、より良い活用が発見できることがあります。一年間の計画を再検討してみましょう

 

■人を責めない■ ≪日本の文化に何か事件があると、犯人を捜しその人を責めることで、一件落着と問題が解決しています。それではいつまで経っても再発します。人を責めずやり方を変えることです

江戸時代に火事があると、誰が犯人かを血眼になって探し、犯人を見つけると極刑にして見せ示して再発防止としていました。同じ時代英国のロンドンでは、防火設備を充実させ、耐火構造の街づくりの方に力を入れたそうです。責任追及型から対策指向型に変えていかないと本当良くならないと思います

・労働災害による死亡事故が日本では英国の5倍以上も発生しています。縦割り組織の問題です

 

■大事なことは優先する■ ≪銀行でキャッシュカードを入れて、暗証番号を入力してお金を引き出す時に、カードとお金の出てくる順番が違います。その違いと理由は知っていますか?

毎回操作していますが、あまり意識をしていません。この設計の考え方は、大事なものが後に出てきて、ウッカリと取り忘れがないようにしてあります。最初にカードが出てきて、あとでお金が出るようになっています。エレベーターも最初に扉を閉める信号を受けてから、どの階に行くか操作します

・大事なことは何ですか?それが優先順位になっていますか?考えるだけでも氣づきがあります

 

■仕事の教わる姿勢■ ≪仕事を確実に遂行するために、教える側も教わる側に身に付けたいものです。当たり前のことですが、「メモを取る、感謝する、謝る」の3つの姿勢が求められます

メモを取ることで、忘れることがかなり防ぐことができます。さらに復唱することで再確認もできます。感謝するは、自分の代わりに仕事をやってもらうことへの感謝です。そして仕事ができることへの感謝です。謝ることは、誰もがミスを犯しますので、ミスが生じた時は素早く報告指示を受け早く収束させることです

・北朝鮮の映像を見ていると、周囲の人は必ずメモを取っている姿を見ます。徹底されています