企業家精神1月号

企業家精神                                                          2020年1月1日

 

音読してみませんか?項目ごとに、◎、○、△、×と評価してみませんか?氣づきが生まれます

 今年もどうぞよろしくお願いします。

■使命■ ≪使命とは、命を使うと書きます。つまり自分の一番大切な時間と命を使うわけですから、本当にしたいことやるべきことを見極めておくことが必要です。年頭に当たってじっくり考えて見ましょう

やりたいことをまず紙に書いてみます。何度も書きなおしてみます。その過程が大切です。潜在意識を刺激して、あとは整理整頓をして、優先順位をつけていきます。仮でもよいです。書きながら修正していきます。途中でも変更はできますので、まず紙一杯に書くことです。ほぼ8割以上は実現できます

・経営者や上司として立場や視線を上げて考えて見ると、見えなかったことが見えてきます

 

■自分を知る■ ≪知っているようで知らないのが自分のことです。年始になりましたので、自分の強みは何か、それを最大限に活かすにはどうしたらよいかを考え、この一年の行動計画を立ててみましょう

人は強みや長所よりも、弱みや欠点を氣にするものです。氣にするなとはいませんが、マイナス思考になってしまうと余分な時間を消耗してしまいます。強みや得意なことを整理し、それを活かす計画を立てることで、迷う時間をなくし、投資できる時間を創出できるようになります。時間と命を活用しましょう

・惰性で生きていてはもったいないです。前に突き進むためにも原動力の計画が必要となります

 

■ミス防止策■ ≪なくす、できないようにする、わかりやすくする、やりやすくする、近くでやらせる、予測させる、必要のないことはさせないということをできることから、やってみることです

会社での発注ミスだけでも、自分の給料を比較するととても大きな金額になることがしばしばあるものです。自分の懐から出さないので、痛くもかゆくもないものです。自分の失敗を自らの財布から出すことを意識することで、随分ミスを防ぐことができます。まず身の回りの氣づいたことからは始めましょう

・今までのやり方を変えることです。それだけでも良いアイデアやヒントが浮かんできます

 

■バランスの大切さ■ ≪褒めることは良いですが、褒めるだけでは逆効果になることがあります。時に戒めたり脅したりするバランスが必要です。その割合は、9対1のバランスが良いそうです

部下を褒めてモチベーションアップすることは、とても大切なことです。しかし、褒めるばかりではいい氣になってのぼせ上がってしまうものです。甘いものに少し塩を加えると、甘味が引き立つことと同じです。そのバランスが大切です。相手を見ながらバランスの微調整を考えたいものです

・叱る、怒る、そして滅多に褒めない、の割が9という上司もみられますが部下に嫌われますぞ

 

■手抜きをしない■ ≪定年過ぎたら、これで勉強は卒業を思いましたが、まだまだ知らないことやわからないことはたくさんあります。せっかく人として生まれました。人生最後まで貪欲に学びたいものです

問題意識を常に持つことで、頭も活性化してくるものです。やれやれと思って安堵すると、途端にネジが緩んでしまうものです。せっかく人間として生まれたのですから、人間として最後まで成長したいものです。若者にも教えたり教わったりすることで、また新たな刺激もアイデアも浮かび、楽しくなると思います

・まだまだ人間としての成長は年を取ってもできると思います。若々しさは保てるものです

 

■不安定な時代■ ≪この時代になったからこそ、異質なモノや人も合わせて新しい組合せを積極的に取り組むことが大切なっていきます。多様性の時代は、まず“イエス”と受け入れることから始めます

安定した状態がいつまでも続くことはありません。市場や人、情報、状況も常に変化しています。さらにそのスピードも速くなっています。それを乗り切るには、変化の波に向かっていく姿勢が大切だと考えます。変化を受けるより変化をさせて、それに乗っかっていく積極的姿勢があれば乗り切れるかと思います。

・「いいえ」と拒絶する態度を取るよりも、「はい」と言って行動する方が踏み出しやすいものです。躊躇しているとライバル会社は先に進んでいきます

 

■経営者の心構え■ ≪経営者は意思決定者です。ですから責任が伴います。そのためには、ぶれない正しい心構えを持つことです。手法ではなく、正しい哲学や思想を持っていることです

従業員と経営者は、正反対の考えで行動しています。権利ばかり主張していませんか?愚痴を言う前に逆の経営者の立場になってみましょう。経営者になったつもりで、視座の高い点で全体を見る意識をもつことです。自社だけでなく、仕入先、顧客まですべてのことに関心を持たないとみることができません

・人に言われるまま行動するよりも、自らが先頭になって皆を引っ張っていく姿勢を持ちたいものです