企業家精神2月号

企業家精神                                                          2021年2月1日

 

音読してみませんか?項目ごとに、◎、○、△、×と評価してみませんか?氣づきが生まれます。

 久しぶりの大雪で、屋外での雪かき運動ができました。でも、すぐに筋肉痛もありました。おや?ちょっと若いなあとも感じました。作業ではなく、運動と捉えるだけでも心の弾みが違います

 

■不遵守■ ≪不遵守は、排除できるものではないですが、管理はできるものです。手順や規則のあるところには、必ずと言っていいほど不遵守が存在します。事故になっては後の祭りです。行動を管理しましょう

人はあまのじゃくのようですが、規則や規律があるとそれを守ろうとしない人が必ずいるものです。ちょっとしたことでも、大事故や災害になってしまうことが多くあります。不遵守は、個人の問題というよりも、組織の問題と考えます。職場や会社全体で、心の問題として捉えて、お互いに声を掛け合い管理しましょう

・解決は容易ではありませんが、毎日の声掛けや思いやりで、随分防止することができると思います

 

■記憶■ ≪記憶は実に頼りないものです。そして、都合の良いように解釈したことを、記憶してしまうのです。また、4日前のことはほぼ忘れてしまうほどです。記憶は正しくないと考えて、まずメモしましょう

思い違いや勘違いで大きなミスになっています。記憶することを頭だけでなく、外部の道具を上手く活用して、情報を正確に伝えて相手に正しく伝わるようにしましょう。メモを取るだけで、3日後にも6割以上も記憶が戻るそうです。記憶力ではなく、記録力でミスをなくし、笑顔の溢れる情報交換をしたいものです

・携帯電話の機能による記録も簡単にできるので活用しましょう。でもポケットにはペンとメモです

 

■部下育成■ ≪部下が失敗した時の行動が、それ以降の部下のやる氣だけでなく、人生も左右することがあります。怒ることは止めて、さらに叱りつけてもダメです。丁寧に説明することが大切です

失敗はつきものですが、その失敗に対しての対応で部下の将来も決めかねません。怒る、怒鳴るといった感情のむき出しは絶対にダメです。とても辛いプロセスですが、失敗して理由や原因などを一つひとつ丁寧に教え、さらに具体的な解決方法を一緒に考えて明らかにしていくというアプローチが大切です

・感情のむき出しは、後に引きます。失敗を糧に、成功へ向かう意欲を掻き立てるようにしましょう

 

■チャンス■ ≪苦しみや失敗の中にも隠れています。これらはきっかけだと思います。転んで地面に顔を付けて見上げるだけでも視点が全く違ってきます。新たなチャンスに捉えることで見えてきます

良い時よりも悩んでいたり、苦しみもがいていたりなど苦境の時こそ、トンネル中から見え始める光のようなものです。苦しい時や悩んでいる時は、つい下を見てしまいます。でも「灯台下暗し」のように足元を見るきっかけになります。下を見て上を見ることで、比較ができるようになり、ヒントも浮かんできます

・じっとしているよりも行動を起こし、人に会い、色々話をしていくうちにチャンスも出てきます

 

■平凡■ ≪毎日同じことを繰り返したり、当たり前のことが当たり前のようにできることは、奇跡のようです。平凡は簡単なようで、実は一番難しいことかもしれません。平凡の有難さに感謝しましょう

毎日健やかに過ごして一日が終わり、何事もなく床につく時に、平穏で健やかに過ごせた日であったことへの感謝の氣持ちは、湧きますか。大病をして酸素マスクが必要なったら、感じるかもしれません。日々呼吸が何氣なくできることは、健やかに生きている証です。些細なことにこそ感謝したいものです

・呼吸するのにお金を払ったりはしませんし、税金もかかりません。死ぬまで無料です。有難いです

 

■ゆっくり■ ≪毎日生活をしていると、世の中の動きが早くなってくることを感じます。それについて行ないと遅れてしまうと、つい焦ってしまいます。時にゆっくりと構えて、体も心もリセットさせましょう

焦るから慌ててミスをしやすくなるものです。作業や仕事は、一度にたくさんのことをやるのでなく、一つひとつを確実にこなすことの方が、一日一ヶ月一年といった時間では、結局多くのことができるものです。それは、一つに集中するからです。一呼吸を置いて、筋肉も心も少しゆっくりとして、リセットしましょう

・アクセルとブレーキの使い方と同じで、バランスを取ること、そして小まめに休憩を取ることです

 

■流れ■ ≪工場だけでなく、商売も同じことですが、初めから終わりまでの流れをつかむことはとても大切だと思います。全体の流れや構造がわかるようになり、どこが問題か課題かも見え始めます

ほとんどの人が自分の作業や工程の範囲しか見ていなく、前後の作業や工程を見たり考えたりすることはありません。そのために、自分の事だけを考えてしまいがちになります。工場であれば、受注から出荷、商売でも同様に最初から最後まで、見て観察してみましょう。全体像が見えると問題が良くわかります

・合わせてモノや情報の流れの時間も観ておくと、さらに問題が発見しやすくなります