企業家精神6月号

企業家精神                                                          2021年6月1日

 

音読してみませんか?項目ごとに、◎、○、△、×と評価してみませんか?氣づきが生まれます。

 六月は梅雨で水は多くあるのですが、水無月(みなつき)です。実は水の月の意味です。無は無いのではなく“の”の役割をする連帯助詞です。蕪(かぶ)橅(ぶな)撫子(なでしこ)の字もあります。

梨も「有りの実」と言ういい方もありますが、別な視点で見ると様々なことが発見できそうです

 

 

■結構です■ ≪結構は、良いのか悪いのかがわからず、曖昧であり不安になる言い方です

いい加減、ええ加減、全然に関しても、どっちかもよいも悪いもわからないものです。日本語は、直接話よりも少しずらして、その思いを感じ取ることが古くからのやり方でしたが、難しいものです。相手の話の内容や表情や仕草をしっかり観察して、相手に伝わることをさらに意識することが大切になってきています

・これも口ぐせになりやすい言葉ですが、心してはいとかいいえを加え間違いないようにしたいです

 

■平常心■ ≪目まぐるしい変化に対して、いつも流されないように心を落ち着かせたいものです

平常心は、なかなかどうして保てるものではありません。マスコミのコロナなどのあおり立てるような報道には、つい眼も耳も傾いてしまうものです。本当の情報を見極めて、行動しなければ流されてしまいます。数回の深呼吸で約1分、仏壇や神棚に手を合わせる時間など、自分を振り返る時間をもちたいものです

・武士道にも深呼吸のことが書いてあります。立ち位置を確認する時間を1日1回でももちましょう

 

■口ぐせ■ ≪言霊と言われますが、口ぐせはその人を言ったように変えてしまう凄い力があります

“なくて七癖(くせ)、あって四十八癖”。さらに“人に七癖、わが身に八癖と癖”などの諺がありますが、口ぐせもだれでもがもっているものです。その口ぐせは、自分の行動や生活の一部にもなってしまっています。マイナスの口ぐせは、誰かに教えてもらいでもして、明るく前向きな言葉に置き換えることをしましょう

・嫌なことでも「よろこんで」「ありがとう」「これで良かった」「嬉しい」を口ぐせにしましょう

 

■考動■ ≪考動(こうどう)は、少し考えて以前より良くすることを考えてから行動することです

行動は、言われたことをすぐやることです。そのままいつものようにやってしまえば、失敗も繰り返すことが多くあります。携帯電話が余りにも発達し過ぎて、自分の五感に頼らなくなり、考えることが少なくなっています。情報を一断ち切ることも大事です。また、肺呼吸から腹式呼吸の感じに捉えればと思います

・日記を毎日書く、手帳に行動履歴を書き、明日や来週来月の予定を書く、本を読むなどができます

 

■多様化■ ≪大きいものも小さいものも同じように扱うことで、相乗効果が生まれると考えます

チンパンジーの手は、親指は手のひらの真下に出ています。他の4本の指はほぼ同じ長さで同じ太さです。なぜならば、彼等は枝を握ることに特化した構造になっています。そのために茶碗や箸をもつことや思考することは無理なのです。人の指は、それぞれバラバラゆえに多種多様な動きや思考もできます

・色々なものがあることがあるがゆえに、多種多様なものが生まれます。まずは、受入れましょう

 

■自分磨き■ ≪上手く行かないことは、自分を磨くための研磨剤と考えて、積極的に受入れましょう

毎日楽しいことばかりではなく、むしろ辛いことの方が多くあります。しかし、何事も自分の受け止める心の持ち様だと思います。紙ヤスリの目が細かければ磨くことも小さなものになります。目の粗いものは、大きな凸凹もキレイに直してくれます。人に対する責める氣もちも薄らいで、爽やかにしてくれます

・ピンチは危機とも書きますが、危険と機会の2つを考えれば、機会はチャンスにできるのです

 

■心を込めて■ ≪蒸し暑くなってくると、意識も薄れ始めます。余計に心を込めた仕事をしましょう

梅雨になると毎日のように雨になり、ジメジメしてきます。それと共に心も湿っぽくなってしまい、元氣も失いがちになります。そういう時こそ、一つひとつに心を込めて丁寧に誠心誠意で取り組みたいものです。1つの失敗が、何倍もの労力やロスを招きます。念には念を入れるというような慎重さが求められます

・まとめ仕事、やっつけ仕事、ながら仕事と言ったやり方を戒めて、初心に戻りたいものです

 

■半年の振り替り■ ≪整理整頓だけでなく、心も体も身の回りも清掃点検してスッキリさせましょう

今年も6月30日で半年が過ぎることになります。正月に一年の計を立てましたが、半年分の反省を踏まえて、残る半年の計画を再検討する良い機会です。神社では、芽(ち)の輪くぐりと言う夏越の祓(はらえ)の行事も行われます。これも氣もちの問題ですが、スッキリさせて実のある今年の後半を迎えましょう

・いわば厄落としの行事ですが、知らない間にホコリが溜まることと同じです。キレイにしましょう