企業家精神7月号

企業家精神                                                          2021年7月1日

 

音読してみませんか?項目ごとに、◎、○、△、×と評価してみませんか?氣づきが生まれます。

 七月の異称は、文月(ふみづき)ですが、なぜ7月に文章を書くのかと思います。現代の暦では八月になり、七夕の頃に願い事や短歌を短冊などに、文(ふみ)をしたためる月から文月になったとの説もあります。自筆で文章を書く機会が減ったこの時期に、想いをペンや筆でしたためてはどうでしょうか?

 

 

■ムダとり■ ≪作業や仕事の9割以上はムダです。ムダをなくし自分の時間に変えていきましょう

作業や仕事の付加価値のないのものを、ムダといいます。加工した、組立したその瞬間だけが、付加価値があると区分します。その付加価値のある時間は、わずか1割以下です。人生は時間との戦いでもあり、賞味期限があります。ムダとりを常に考えることで、有意義な時間である自分の時間を創出ができます

・モノ探しや迷いは典型的なムダです。使ったらすぐに元に戻すことなどで大幅にムダをなくせます

 

■情報の断絶■ ≪スマホで現代人のニュースに依存する時間は、1日当り1.5時間も使っています

なんと1日に50本近くのニュースを見ている、と言う結果があります。1年に換算すると、23日間はスマホと向き合っているのです。インプットばかりになり、情報過多になりイライラしたり、自分で思考しなくなったりします。情報をいったん断ち切って、自分で考える、本を読むなどシフトし人生の質を上げたいものです

・現代は情報の波に流されて溺れてしまっています。断ち切る勇氣をもち思考する時間を作りましょう

 

■メモを取る■ ≪記憶だけだと、すぐに忘れます。メモも同時に取る習慣を身につけたいものです

人の記憶の時間経過は、頭で覚えるだけだと1日経つと7割、3日だと9割、4日目にはほとんど忘れると言われます。脳に刺激を与えないと忘れてしまうものです。そこでメモを取ることで、3日後にも65%は思い出せると言います。貴重な時間を忘却と言うゴミ箱に捨てないように、メモとペンを携帯したいものです

・同時に声に出して言う、立って他人に説明すれば、さらに脳を刺激し記憶できます

 

■書くから描く■ ≪書くことはルールに従えば簡単にできます。描くことは咀嚼し再構築が必要です

書くことは、言語を頭で翻訳して、言葉を並べていき文章などを作っていけばできます。書いたものは、頭で変換し想像してイメージを膨らませます。長い文章を読むには、時間がかかります。描くことは、多くのことを1枚の絵やイラストで表現できます。文章を本当で理解できると、今度は1枚の絵に描くこともできます

・漫画家は素晴らしい才能をもっていると感心しています。せめて図が描けるようにしたいものです

 

■読むから感じる■ ≪説明書も文を読むことから、絵や映像を見て感じ取るようになってきました

モノの取扱説明書が文字を読むのではなく、イラストを見ながら順番に組み立てるなど、見て感じるようなやり方に変わってきました。イケアが本格的始めた手法ですが昔10数か国の言語記述もありましたが、わかりやすいイラストになっていきました。最近は、他の取説もQRコードなどで映像が簡単に見られます

・工場の作業手順や指導書なども映像化することで、外国人などにもわかりやすくなると思います

 

■残業代■ ≪普通残業すると、25%から30%増しの残業代をもらえますが、本当で必要ですか?

時間は命と一緒です。定時以降に働く代償として割り増しの残業代を取得しますが、増産の場合の製造は仕方ないとしても、間接部門の残業は工夫してゼロにすべきと思います。残業すれば、その分製造原価を押し上げ利益がなくなります。その上乗せ分は客先に請求できません。残業しない工夫をすべきです

・時間の切り売りをしていると考えて、もったいないとして家族や自分の時間にしましょう

 

■大切な時間■ 1日24時間をどう使いますか?時間はあるようで、すぐになくなるものです

大切に思う人、自分を思ってくれる人らとともに過ごす時間が、人生にとって大切ではないかと思います。年を取ってくるとますますその大切さが身に染みるようになってきますが、若い時はほとんど感じることがありません。過ぎ去ってからわかることも多いですが、読書や会話の中からも感じ取りたいものです

・失ってから取り返せないものが、時間です。今からでも大切に使うことは、できると思います

 

■価値■ ≪大きい小さいなどという量は測定できますが、価値を測ることは簡単ではありません

目に見えることは割と測定することが可能ですから、数字を見ただけでも想像ができます。美しい、素晴らしい、氣もちいい、嬉しいなどは、簡単に数値化できないものです。金額換算して、ある程度想像はできますが、他人の価値観も当然違います。自分のモノサシではなく、相手のことも一緒に考えましょう

・相手の話をじっくり聴きながら言いたい価値の想像をしながら、価値観を合わせたいものです