企業家精神4月号

企業家精神                                                                           2022年4月1日

 

音読してみませんか?項目ごとに、◎、○、△、×と評価してみませんか?氣づきが生まれます。

4月の異称も24種と色々ありますが、卯月(うずき)がよく言われます。十二支の4番目がウサギであることから卯月、稲の苗を植える月で「種月(うずき)」などの諸説があります。日本の漢字やその由来も調べてみることで、季節の変わり目を感じ取りながら、自分の行動も変化させながら成長したいものです

 

 

■鯛■ 4月の異称は24種もありますが、鯛の種類も20種以上もあります。鯛と呼ばれるのは真鯛

真鯛も桜の咲くに産卵期を控えて、脂がのった真鯛は身まで薄く赤に色付くために桜鯛とも呼ばれます。4月は日本では新年度の始まりです。その季節の例えも桜です。パッと咲いてパッと散る果敢なさも日本人の氣質に合うようです。年度初めに本物や本質は何かと、普段考えないことをじっくり考える良い機会です

・鯛の鯛と呼ばれる胸ビレの付け根にある骨は、丁度鯛の形をしており血管の穴が目ように見えます

 

■習慣■ ≪習慣はすべての意識の産物です。何を目的として何を習慣化するか、問いかけましょう

一流の人が衣食住のすべてに至るまで、自己規律をしているのは高い目的意識からです。人は水の流れのごとく、高い所から低い所に流れるものです。でも人はその逆をしなければ、すぐに悪習慣に陥るものです。井戸から水を汲み上げるように、労力と意志によって少しでも良い習慣を作り上げたいものです

・一人では難しいことですから、仲間を誘ってお互いが意識し合うような相互関係をつくりましょう

 

■桜■ ≪この季節に咲く桜にまつわる言葉は色々あります。少し外を見て季節を感じ取りましょう

日本の桜は、特別な存在です。開花予想などニュースに取り上げられるのは、桜と紅葉くらいです。そこで少し深く調べることをしてみれば、もっと興味深く感じるものです。花冷え、花時雨、こぼれ桜、桜流し、桜吹雪、花嵐、桜むしろ、花いかだ、花疲れなどがあります。明確な四季があるのは、世界で日本だけです

・いつも日本に住んでいると氣づかない些細なことですが、世界から見ると特別な存在なのです

 

■目標■ 4月は新年度の始まりです。新たな目標を掲げて、充実したより良い一年にしましょう

目標は、これからこれをやり遂げると言う自覚の表れであり、それに向かって何をどれくらいやればよいかと言う計画を立てる明確な認識です。より具体的に数値を上げることで、手段や方法もより具体化できます。早速紙に書いて何度も書き直すことで、より明確になるものです。面倒でも紙に手書きをしましょう

・キーインもいいですが、やはり手間の掛かる手書きにすることで、より意志が明確になるものです

 

■心遣い ≪多忙になっているからこそ、もっと深く他人のことを氣遣う心遣いをしたいものです

大阪の住吉大社は、遣唐使を派遣した場所でも有名な神社です。遣(つか)いの字は、心遣いの字を当てています。千数百年前に中国の唐に十数回にもわたり派遣していました。当時の船旅は命を懸けた壮絶なもので、必ず2隻、4隻で往来したそうです。念には念を入れる如くもっと相手のことを考えたいものです

・会社や工場の問題の本質は、自社の人間関係が9割もあります。もっと身近な存在を意識しましょう

 

■受け入れる■ ≪体の加齢による退化は自然現象です。それをあっさりと素直に受け入れましょう

まだまだ元氣だと思っていても、日々青年期を過ぎれば衰えるものです。多くの人は、それを素直に受け入れられないものです。それを素直に受け入れるか、そうでないのかで他人から見ると随分と違ってみられるものです。素直になれば、相手も素直に対応してくれます。受け止め方の術を磨きたいものです

・年を取るほど頑固になるのが一般的です。でも素直になることで自分も相手も氣分は良くなります

 

■育成■ ≪部下は育つと信じて接することです。あれこれ考えるよりもまず信頼し合いましょう

4月は、新入社員や人事異動で部下ができるきっかけがあります。上司が部下を信じて仕事を任せ、自ら率先垂範の行動をとることで、部下もそれを自然と真似て学ぶことになります。職場の鑑は、その上司そのものの行動と言動の結果になってきます。部下には家族もいるものです。氣を引き締めて接しましょう

・部下は上司を選べませんので、せっかくの良い人間関係となるように特に上司は接したいものです

 

■教育■ ≪教育は教え育てることであり、その人のもっている潜在能力を引き出すものです

人のもっている才能・能力・情熱は、潜在的なものです。本人も氣がつかないことがほとんどです。それを引き出すきっかけをつくるのが、教育です。周りの人を幸せにする生き方をすれば、人間としてとても尊いことです。そのきっかけを提供することで、その人の眠っていた宝が出てくると嬉しいものです

・考えを自分だけでなく、周りや相手のこと常に考えられるようにすると隠れた宝は見えてきます