企業家精神2023年9月号

企業家精神                                        2023年9月1日

 

音読してみませんか?項目ごとに、◎、○、△、×と評価してみませんか?氣づきが生まれます。

年々氣候が変化して大雨が降ったり大風が吹いたり、私たちの予測を上回る現象が、次々と現れています。その変化に対して追従していなかければ生きて行けません。まるで今の市場の激変の様子と同じです。そのなかでも変化に追従すべきことと、逆に変化してはいけないものもがあり見極めたいものです。

 

 

■真実■ ≪人の言葉よりも行動が真実で、リーダーは率先垂範と奉仕の心でチームを引っ張ります≫

重みのある言葉は、確かに有益です。でも言葉だけでは、まだまだ相手の行動を変えることは難しいものです。あなたの積極的で奉仕の心をもった行動を見て、さらに結果を見て、相手やチームメンバーは重みのある真実と受け取ることでしょう。あなたの行動、そして言葉が重みある真実として突き刺さります

・フェイクや拡散を狙った動画などは、人を煽(あお)るという全く時間と労力のムダと思います

 

■生き方■ ≪他人に当てにされる、頼りにされる、好かれると言うような生き方をしたいものです≫

人は何のために生まれたのですかと質問をしてもほとんどの人は、金のためや生活のためという返事が返ってきます。世のため人のために役立つことが、本来私たちが動物ではなく人間として生まれた意味があると考えます。しかも賞味期限がありますので、その範囲で精一杯できることをやりたいものです

・企業は社会貢献のために存在し、存続することが企業の使命であると常に考えて行動しましょう

 

■努力■ ≪努力は報われるものです。なぜならムダな努力はないからです。でも手抜きはダメです≫

工場や会社の問題の根本は、人間関係に集約されます。人間関係をよくするには、時間を守る、約束を守る、返事をする、ありがとうございます、これお願いします、はいわかりました、など相手を想うようにし、挨拶や受け答えをする当たり前の小さなことの積み重ねがあれば、それらの努力は報われます

・当たり前の対応や受け答えがあって支え合うことができ、努力も受け止めてもらえると考えます

 

■ダメ人間から脱皮■ ≪毎日を楽しく仕事をするには、常にさっそうとした氣分になることです≫

ダメな人の具体的例は、言われたことだけしない人、言われたこともやらない人、楽ではなく手抜きをして仕事をする人、すぐに諦めて愚痴まで言う人、すぐにふてくされて顔にも態度にも出す人、言い訳をしてやろうとしない人などです。脱皮するために、明るく元氣な挨拶、こまめに掃除してさっそうとしましょう

・小さなことから始めましょう。自らの小さな成功体験が、ダメ人間から脱皮できると考えます

 

■余力■ ≪これ以上やれない、できない、無理と思ってもまだまだ余力は残っているものです≫

人間の脳は、身体を守るために約7割の力で自らを守っているようです。それ以上のことをするために大きな声を出したりします。火事場の馬鹿力とも言いますが、それくらいまだまだ3割の余力は残っているものです。練習や訓練で鍛えていけば、少しずつ余力も余裕も大きくもってやれるようになります

・私たちの才能・能力・情熱は、鍛えればまだ使えますが、ダメだと諦めるとできなくなります

 

■葉書■ ≪名刺交換すると、その日にお礼の葉書を書いて翌日投函します。手描きは好評です≫

相手に好印象を得て覚えていただけるには、少し工夫がいると考えます。そのために常に葉書を数枚持参しています。葉書の裏には、似顔絵のイラストのシールを貼っています。また宛名はきれいでなくとも丁寧に筆で書くようにしています。コメントの内容は難しくなくても、心をちょっとこめればよいでしょう

・直接お礼が返ってくるのは約1割ですが、とても嬉しいものです。その積み重ねが大切と思います

 

■自己成長■ ≪自己成長の原動力は、失敗の数です。その失敗から素直に学ぶことが大切です≫

現実には成功を高めるためには、貴重な失敗を重ねることであり、多くの失敗を重ねたほど成功しています。成功が自信となり、自己成長していく原動力になっていきますが、ただし素直に反省し学ぶことが大切になります。起こってしまった現象を、どう自分で解釈し対処するかで失敗を糧に変えられます

・人には失敗は付き物ですが、その失敗を如何に次に活かすかどうかは取組み姿勢だと思います

 

■躾■ ≪習慣にすることを躾といい、美しい動作や所作がさりげなく自然にできることです≫

習慣の「慣」(かん)は、玉に穴を開けてつなぐことだそうです。つなぐことと習うと書いて習慣となります。首尾一貫して、いつも無理なく自然にしかもさりげなく出来るよういつも気にしてできるようにしたいものです。動物と人の違いは履物を履くか履かないの違いです。履物が揃えていない職場は動物園です

・床を見れば工場や職場の躾ができているかどうかがわかります。動物園では良い製品はできません