海外セミナー時代の記事のご紹介。

※現在は海外セミナーは受注しておりませんが、松田が海外で行ってきた数多くのセミナーの一端をご紹介いたします!


ハンガリーでの「人財育成」セミナー風景!


 

6月28日(水)にハンガリーの首都ブダペスト市内で、ドイツ・ハンガリー商工会議所主催で「人財育成」のセミナーが開催されました。実は23日の予定で38名の参加予定でしたが、急きょ28日に変更になりました。それでも25名の参加がありました。

急変したセミナー日程でしたが、参加したいといいう強い意欲の表れか、今回も前回以上にインセンティブな講義になり、参加者をはじめ主催者も大喜びのセミナーになりました。

 

前回から「人財育成」のテキストを全面的に書き換え、現在に最も必要な項目を網羅して刷新しました。 9時半から17時までの90分単位でのセミナーは、今回も時間通りに進行できました。 

 

今回も90分の最後の5分間は、セミナーの内容を4人一組で相互のフィードバックを行いましたが、非常に好評で井戸端会議のように盛り上がりました。今回も20分以上も話し込んでいるグループもあり、多くの氣づきがあり大いに交流もできたようです。午前と午後は前と後ろの席を一斉に入れ替え更なる交流を深めて戴き、このやり方も大好評になりました。

 

皆さんからのフィードバックでは、人間性尊重、他責から自責へ、自律化などがキーワードになったようです。参加者全員から、とても良いという評価を得ました。

 

 

 

皆さんへ最後にセミナー受講証明書を手渡ししますが、皆さんは素敵な笑顔になっていました。ほとんどの人から一緒に写真を撮りたいとのリクエストがあり、これも奇跡のような評価でした。 

 

今回も通訳は、もう10年来ご一緒させて戴いているKiss(キッシュ)さんです。とても良いリズムでのやり取りができましたが、本当に通訳の技量がセミナーの成功を握っているようです。前日ブダペスト入りが夜遅くなるということで、ホテルのルームサービスを用意してもらいました。しかもワインは、私好みをご存知だったのでそれを用意していただいておりました。嬉しい心遣いでした。


ドイツ企業における新人教育セミナー風景!

今回は、ドイツ企業における新人教育セミナー風景をご紹介します。

 

この企業は、2006年に予備診断をして翌年から訪問するようになり、10年を迎えることになりました。10年以上コンサルティングを継続している企業の1つであり、改善に熱心に取り組んでおられます。

 

10年前は、いわゆるヴェンチャー企業でありわずか40名の会社でした。しかし、時流に乗ってどんどん成長し、数倍の規模に成長しています。最近、新入社員が18名も増えてきたので新人教育を行うことになりました。

 

10年前は、バッチ(まとめ)作業しており生産性が低く、しか納期も長く問題が多くなりました。しかし、生産方式を変えてから、見事に体質改善をされてきました。まとめ作業から1個流しのU字ライン化に置き換え、さらにカンバン、水すまし業務などの物流システムを導入して大幅な生産性向上やリードタイム短縮、原価低減などを取り組むトヨタ方式を自社流に置き換えて導入されています。現在もさらにレベルアップを図って取り組んでいます。

 

 

新入社員は、10年前のことを知らない人たちばかりであり、これまでの改善の取り組みを理解し、これからは自分たちも改善を一緒になって取り組んでもらいたいと考えセミナーを開催しました。

 

10年前の作業風景や倉庫の状態などを紹介し、自社の背景と歴史さらには、今までの改善の変遷を時系列的に紹介し、今後の目指す姿をどのように取り組んでいくかを、双方向でのやり取りにユーモアを交えながらセミナーを進めていきました。

 

セミナーの終了後は、大きな拍手があり、皆さんは笑顔一杯の顔になっておられました。そして、何人も握手を求めてこられたのです。希望が見えてくると顔が変わることを、今回も教えてもらうことができ、とても嬉しい思いをさせてもらいました。


ドイツでのセミナー風景!

今回はドイツからのコンサル風景をご紹介します。

 

この工場は、今年から訪問するようになりました。

1.「自主保全、計画保全」というTPM活動に取り組んでいます。

・設備故障や不良をゼロにしていく取り組みがあり、ゼロケースを3年間継続するという

かなりハードルの高いテーマです。少しずつ成果も見え始めています。

 

2.毎月各チームに宿題という形で、自主活動に取り組んでもらっています。

・このチームは、労働災害防止のチームです。今回は、「階段での事故防止」でした。

 私自身も「ヒューマンエラーと工場マネジメント」というセミナーを日本でも行っていますが、なるほどと合点ボタンを何度も押すような気付きがありました。階段の事故のほとんどが、下りの最後の3段以内だそうです。

 

3.改善のキックオフ大会

 ・現場改善の内容を現場の皆さんに紹介し、全員で取り組むためのキックオフの風景です。トップ、マネージャー、改善コーディネーターが趣旨説明して、理解を得ようとしています。改善コーディネーターのユーモアが素晴らしく皆さんが、大笑いで和やかにスタートすることができました。

 ドイツ、スイスなど欧州では、ユーモアで笑いが出るとその取り組みテーマは、成功するといっても過言ではありません。良い雰囲気づくりもコンサルタントの大切な仕事です。


ハンガリーでの「人財育成」セミナー!

324日(木)にハンガリーの首都ブダペスト市内で、ドイツ・ハンガリー商工会議所主催で「人財育成」のセミナーが開催されました。前回に次いで、28名の参加者がありました。

今回も前回以上にインセンティブな講義になり、参加者をはじめ主催者も大喜びのセミナーになりました。今回から「人財育成」のテキストを全面的に書き換え、現在に最も必要な項目を網羅して刷新しました。

 

 

 9時半から17時までの90分単位でのセミナーは、ハンガリーにしては極めて珍しく時間通りに珍しく進行できました。最初の休憩後に1名の遅刻者があり、お約束通り罰ゲームとしてハンガリーの童謡の「子牛の歌」を歌ってもらいましたが、拍手喝采でした。それ以降は、時間厳守の規律が生まれ良い緊張感を持ったセミナーとなりました。

 

今回も90分の最後の10分間は、セミナーの内容を4人一組で相互のフィードバックを行いましたが、非常に好評で井戸端会議のように盛り上がりました。今回も20分以上も話し込んでいるグループもあり、大いに交流もできたようです。午前と午後は前と後ろの席を一斉に入れ替え、更なる交流を深めて戴き、このやり方も大好評になりました。

♪セミナーの交流会にて♪

皆さんへ最後にセミナー受講証明書を手渡ししますが、皆さんはとても素敵な笑顔になっていました。中には名刺交換でハンガリーの名刺にカタカナで書いた名刺もあり、日本語でも素敵な挨拶やお礼も言って戴き嬉しく思いました。これは日系企業が、ハンガリーに数多く進出している証拠でもあります。特に自動車メーカーが多いのが特徴です。

私なりの人財育成の考え方を解説していきましたが、あとのフィードバックでも知らなかった内容や氣づかなかった内容が多くあり、良い刺激になったようです。

 

今回の通訳は、もう10年来ご一緒させて戴いているKiss(キッシュ)さんです。彼女は、天皇陛下や皇族の方々そして首相級の通訳もされるハンガリー語と日本語の第一人者の通訳者です。


You Tube に映像のお知らせ !

Vortrag Matsuda 5S 16 03 2015 で検索してください。

 

2000年からドイツを中心に現場改善のコンサルタントをしていますが、訪問先の企業様から貴重な映像の提供をして戴きました。本来のコンサルティング内容はご紹介できませんが、挨拶から一般的な講義である「ムダ」の導入のスタイルが収録されています。

 

私のコンサルスタイルは、このような体験とワクワクする感情をクライアントの方々と一緒に作りあげ、モチベーションを高めて現場改善に入っていきます。欧州の人は、理解しても行動しません。納得をしないと自ら動かない人なのです。そのためには、説得できる説明や解説が必要になります。例え話を交えながら、難しいことを優しく、優しいことをわかりやすく、そして深い意味を伝えて行くことを心掛けています。

 

23分間の長い収録時間ですが、双方向のやり取りをしながら楽しく解説しています。クライアントの皆さんには、物語として聴いて戴くように心掛けています。そうすると話の内容を良く理解され内容も良く覚えておられるので、現場でもすぐに思い出して多くの氣づきを得られておられます。

 

通訳のミッテルホイザーさんとは、既に13年間もコンビを組んでいます。

またドイツにおけるコンサルタント会社 AdeptConsultants GmbH & Co. KG の共同経営者です。

 

 


2015年2回目のハンガリーでの「人財育成」セミナー

ハンガリーのセミナー写真ギャラリー(左右の矢印や下のサムネイルを押すと、ほかの写真がみれます☆)

2週間前から日本国内と欧州で連続して、セミナーやワークショップが続いています。いずれも大好評ですが、皆様に公開できる内容を1つご紹介します。

 

1211日(金)にハンガリーの首都ブダペスト市内で、ドイツ・ハンガリー商工会議所主催で「人財育成」のセミナーが開催されました。7月に次いで今年2回目です。当初21名の参加とありましたが、この1週間で7名増えて28名の参加者となりました。

前回以上にインセンティブな講義になり、参加者をはじめ主催者も大喜びのセミナーになりました。主催者から、来年は3回開催したいと申し出がすぐにありました。

 

 9時から17時までの90分単位でのセミナーは、ハンガリーにしては極めて珍しく時間通りに珍しく進行できました。どこでもあるように「ハンガリー時間」という、会議やオペラは7分遅れで始めるという定説?です。(笑) 

 時間厳守の秘密は、「時間に遅れた人は、歌を歌ってもらいます」と言ったことが功を奏しました。その歌は、「子牛の歌」といい、ハンガリーの人ならだれでも知っている歌です。あとは始まりの時には、笛を吹いて規律を高めました。

 

今回も90分の最後の10分間は、セミナーの内容を4人一組で相互のフィードバックを行いましたが、非常に好評で井戸端会議のように盛り上がりました。 中には、20分以上も話し込んでいるグループもあり、大いに交流もできたようです。皆さんには、セミナー受講証明書を手渡ししますが、皆さんはとても素敵な笑顔になっていました。

 

会場の雰囲気に合わせ、事前に用意した資料以外に多くの事例を紹介して「人財育成」の重要性の理解を深めていきました。今回もユーモア、アクション、クイズなどから多くのヒントを提供できたようです。 今回の通訳は、数年前にB社の3日間のワークショップの通訳をして戴いたエバさんでした。久しぶりのコンビでしたが、キビキビと対応して戴きました。



某市役所の全社大会でトヨタ方式の講演

  113日、昨年から訪問しているドイツの某市役所から、毎年開催される全職員を対象とした全社大会があり、市長をはじめ約1500人の職員の参加のもと基調講演をしてきました。市の公園や遊園地、スポーツ施設、街路樹、上下水道、お墓などを管理する現場部門で、昨年からモデルとしてトヨタ方式を導入してきました。

 

講演の内容は、トヨタ方式をさらに推進していくための必要性をアピールし、他部門への浸透を図るものでした。市役所の現状を説明し、なぜ今市役所の業務にトヨタ方式が必要かを示し、新しい改革は人をクビにするのではなく、むしろ新しい雇用を推進するものと説明しました。

そのためには、新しいマネジメントスタイル、そしてフィソヒィー(思想)で人の心や考え方を合わせていく重要性も紹介しました。その中で人間性尊重について、事例を交えて解説しました。共感する内容があれば参加者から拍手が何度もあり、日本での講演との違いも経験しました。

 

質疑応答では、営利を目的とするトヨタ方式をなぜ利益を目的としない市役所に、トヨタ方式を導入する意義があるかというものでした。その解答には、コーラの例え話を取り上げました。「コーラは、真っ黒な砂糖水でしかも炭酸が入っていますが、皆さんはなぜ飲みますか?コーラを飲んでいるのではなく、スカッと爽やかという満足、爽快感という飲むことによる喜びではないですか?」と例え話を紹介しました。さらに「市役所の仕事も同じで、公園や街路樹などの整備、下水道の整備など市民生活の満足や喜びを得る仕事であり、それはコーラと本質は同じと思いますが、どうでしょうか?」という趣旨で説明しました。実際に活動している職員からの体験発表や幹部への質疑応答もあり、2時間があっという間でした。会場の皆さんは、非常に満足されたようでした。

会場を出ると待ち構えていた人たちが、「コーラの話で取組みの意義がよくわかった、私も改善をしたい!」「他の部署だが、この改革活動を是非やりたい!」などと素晴らしい笑顔で話し掛けてこられました。結局会場から出るまでに、1時間も掛かってしまったほど大反響がありました。

 

9月のワークショップで改善した実物展示がありました。井戸工事の作業のポンプ、ホース、工具、柵、燃料などを準備するのに、15から30分要していた作業を、すべてハンガー(移動ワゴン)にすべて揃えて準備時間ゼロを達成したものです。セット化・キット化、手元化、5S、目で見る管理、ポカヨケの考えを盛り込んだものであり、多くの皆さんが見入っておられました。既に横展開も図っておられますが、すべて職員の手作りによるものです。

 

                                                              

   檀上には15人の組合代表者も登壇。②身振り手振り、ユーモアを交えての講演。③市長も参加しての質疑応答、④改善事例の井戸工事ハンガー。


ドイツの企業で新人に5Sを教える!

  義務教育(小学校に相当)を4年通えば、その後は大学などの高等教育を受ける若者と伝統的な職人の実科学校(計6年間)に学ぶ職学教育の2つに分れます。今回は大手企業が自ら持つ新人教育センターに、9月に新卒として入ってきたばかりの若者に特別講義を行いましたので、その風景を紹介します。

 

  年齢を聞くと16歳前後と本当に若く、中には中学生以下の顔をした人もいます。この新人教育センターでは約3年間学びますが、最初にやるのはヤスリ掛けです。数年前から彼らに2ヵ月に一度3回に分けて、トヨタ方式の基礎の基礎を紹介しています。今回は、その基礎の5Sについて講義を行いました。

 

  まだ学校を卒業したばかりなので時間を制限されたが、メモとペンを持たせ筆記しながら講義を受けてもらいました。誰一人居眠りすることなく楽しく聴講したようで、非常に楽しく勉強ができたとフィードバックがありました。

 

  ドイツのモノづくりの原点は、しっかりと受け継がれています。このシステムで勉強して優秀な人は、マイスター学校、夜間大学、さらには博士号を取った知人もいます。今経済ではドイツが欧州で一人勝ちになっていますが、この職人たちが根底を支えていると言っても過言ではないと思います。

ドイツのセミナー写真ギャラリー(左右の矢印や下のサムネイルを押すと、ほかの写真がみれます☆)


ハンガリーのセミナーが大盛況のうちに開催されました!

  

  722日(水)にハンガリーの首都ブダペスト市内で、ドイツ・ハンガリー商工会議所主催で「人財育成」のセミナーが開催されました。予定の倍以上の50名以上の参加があり、和やかなで楽しく講義をすることができました。


 9時から17時までの90分単位でのセミナーは、ハンガリーにしては極めて珍しく時間通りに珍しく進行できました。それは「時間に遅れた人は、歌を歌ってもらいます」と言ったことが功を奏しました。90分の最後の10分間は、セミナーの内容を4人一組で相互のフィードバックを行いましたが、非常に好評で糸端会議のように盛り上がりました。


会場の雰囲気に合わせ、事前に用意した資料以外に多くの事例を紹介して理解を深めていきました。今回もユーモア、アクション、クイズなどから多くのヒントを提供できたようです。全員から100点満点で平均95.2点の評価があり、あり得ないような高得点を戴きました。すぐに明日から実践したいというエコーも多く聞かれました。

  原稿にないコメントや解説を機関銃のように連射しても、的確にハンガリー語に通訳して戴いたキッシュさんの翻訳力のお蔭だと思います。私とのコンビももう10年近くになりますが、天皇陛下、皇后陛下などの皇族方、安倍首相などの政治家などの通訳もされるハイレベルでしかも素敵な女性です。今回は、キッシュさんのアシスタントのゾフィアさんも同行していてサポートして戴きました。

 

  セミナーが終わった17時過ぎの外気温は、なんと43度と初体験の酷暑でした。それを克服するために、市内の有名なレストランNに行って、チェコ製の黒ビールで乾きを癒しました。キンキンに冷えたジョッキは、43度の灼熱を吹き飛ばしました!次回のリクエストもありましたが、また楽しみにしたいと思います。

ハンガリーのセミナー写真ギャラリー(左右の矢印や下のサムネイルを押すと、ほかの写真がみれます☆)